姉妹と一緒に助け出された子猫。優しい女性のおかげで元気を取り戻し、幸せを感じながら姉妹と共に大きな成長を遂げる

ある日、動物病院で働くサラ・ティーディマンさんが、緊急の治療を必要としている子猫の姉妹を受け入れました。「姉妹は最初、別の保護施設に運び込まれましたが、そこでは養育ボランティアさんの手が空いていなかったため、私達の施設へとやって来ました」とサラさんが言いました。

幼い子猫達の救急医療を専門にしているサラさんは、すぐに姉妹を自宅へと連れて帰り、さっそく世話を始めました。子猫達はとても病弱で、非常に痩せ細っていました。

「私達が『ワイルド』と名づけた灰色の子猫は、体温がとても低く、発育が不十分でした。一方の『ブレイブ』と名づけたキジトラの子猫は、ぐったりとしていてほとんど反応がありませんでした。」

サラさんは24時間体制で世話をして、必要な栄養を与え続けました。そんなサラさんのおかげで姉妹は何とか峠を越えることができ、快方へと向かい始め、大きな声で鳴くことができるようになりました。またワイルドは保護の数日後に哺乳瓶からミルクを飲めるようになりました。

2時間ごとの食事と適切なケアで、姉妹は確実に元気を取り戻していきました。

身体中にエネルギーが満ちてきたワイルドは、ベッドの中を歩き回るようになり、身の回りのものをチェックするようになりました。

一方のブレイブは最初は頭を持ち上げることにも苦労していましたが、美味しい食べ物とサプリメント、水分補給とたくさんの愛情で、大きな進歩を遂げることができました。ブレイブが哺乳瓶からミルクを飲めるようになるまでには少し時間がかかりましたが、サラさんに世話をしてもらえて、とても幸せを感じていました。

「姉妹はお互いにとても強い意志を持った女の子で、苦しい時期を一緒に乗り越えました。」

ワイルドはブレイブよりも小さな身体をしていましたが、身体が回復すると食欲が急上昇しました。「ワイルドは好奇心が旺盛になり、近くにいる全ての人を観察するようになりました。一方のブレイブは甘えん坊で、ミルクを飲ませるたびに手に抱きついてキスをしてきます。」

ブレイブは立ち上がるための十分な強さを身につけると、ヨタヨタしながらも一生懸命に歩き始めました。ブレイブは毎回心ゆくまでご飯を食べて、食事の後にはいつも幸せそうに喉を鳴らしました。

一方のワイルドも確実に成長を続けていて、最初はとても痩せ細っていましたが、今では毎日丸々としたお腹を見せびらかしているそうです。

「今のワイルドの顔はとってもふっくらとしています。彼女も他の子猫と同じように、立ち上がって動き回ることができるようになりました。彼女はいつもたくさんのご飯を食べて、満足そうに過ごしています。私は彼女の成長をとても誇りに思っています。」

ワイルドは足が安定して、随分と歩けるようになりました。ブレイブは身体を動かすと少しグラグラしますが、一生懸命に歩くことを学んでいます。

「ブレイブの機動性は確実に進歩しています。彼女には軽度の障がいがありますが、とても元気で、毎日を幸せそうに過ごしています。」

「姉妹はお互いに健康的で、非常に明るく、アクティブです。ふたりはとっても可愛い子猫に成長していて、まだ見ぬ世界に興味津々です!」とサラさんが嬉しそうに話してくれました。

こうして衰弱した状態で保護された姉妹は、保護先の家で新しい人生をスタートさせました。姉妹はこれからもお互いに寄り添いながら、幸せいっぱいの毎日を歩んでいくことでしょう(*´ω`*)
出典:sarafosterskittenslovemeow

This post was published on 2021/05/05