オフィスビルで子猫を見つけた従業員達。心配になって辺りを探すとさらに4匹の子猫を見つけ、全員を無事に救い出す!

ある日、カナダの工業団地で働く男性から保護団体『SPRS』に連絡が入りました。男性はオフィスビルの下をひとりで走る子猫の姿を見つけて、助けを求めてきたのです。

男性と同僚達は子猫のことが心配になり、子猫がどこにいるかを探し始めました。すると建物の床板の下に数匹の子猫がいることが分かりました。「彼らは鳴き声を頼りに、子猫達のいる場所を突き止めました。彼らはすぐに2匹を捕まえることができましたが、残りの3匹はとても怖がっていて、なかなか外に出て来ませんでした」と保護団体のバーブさんが言いました。

最初に救助された2匹はとても痩せ細っていて、体温がとても低い状態でした。2匹はすぐに養育ボランティアさんの家に運ばれて、安全な場所での看護が始まりました。しかし、残りの3匹は外に出ることを拒否し続け、そのうちの1匹は奥の方にあった3mほどの細長い穴に落ちてしまったのです。

「穴に落ちた子猫を助け出すには、屋根裏に上がって合板を取り除かなければなりませんでした。」

保護団体のスタッフのパット・ハダッドさんは素早く子猫の救出計画を立てて、ワイヤーで簡易的な縄を作りました。そしてその縄を使って子猫を釣り上げようとしました。

何度も試した後、パットさんはついに子猫を無傷で救出することに成功しました! 近くで待機していたスタッフが子猫を抱き締めると、その様子を見守っていた人達全員が喜びの声を上げたそうです。

保護された5匹の子猫は全て養育ボランティアのカットさんの家で育てられることになりました。子猫達はしばらく哺乳瓶からミルクを飲み、容器から離乳食を食べることを学び始めました。

子猫達は最初の数日間、新しい環境を怖がって、何度も威嚇してきました。しかし時間の経過と共にカットさんの愛情を受け入れて、撫でられることに喜びを感じるようになっていったのです。

最も警戒心の強かった子猫の『スカイ』も、ナデナデの力には抵抗することができませんでした。

スカイは子猫達のリーダー的な存在で、常に兄弟のことを守り、誰かが近づいてくると一番に威嚇してきました。しかし温かい愛情を経験し、人間が悪い生き物ではないと分かると、急速に警戒を解いていったのです。

そして保護からわずか1週間で、全ての子猫が心を開きました。「子猫達はもう野生的ではなく、抱き締められることが大好きです。カットさんは甘えん坊になった子猫達に、『ティール』『スカイ』『インディゴ』『ターコイズ』『コバルト』と名づけました。」

完全に人間の愛情を受け入れた子猫達は、もう街中を彷徨い歩く必要はありません。家の中はとても安全で、美味しいご飯とたくさんの愛情に満たされているのです。

こうしてオフィスビルの下で発見された子猫達は、無事に新しい生活を送り始めることができました。子猫達はすっかり今の生活に満足していて、いつも兄弟一緒に楽しい時間を過ごしているそうです(*´ω`*)
出典:beescatslovemeow

This post was published on 2021/03/19