今から数週間前、保護団体『ミニ・キャット・タウン』の共同設立者のトーア・ブイさんが地元の保護施設で、愛情を求めている1匹の子猫に出会いました。子猫は路上で迷子になっていて、養育主さんの世話を必要としていました。
子猫はケージの中にいて、トーアさんが近づいてくると扉に顔を押し付けてきました。「私達は子猫が一緒に行きたいと主張してきたように感じたため、彼を家に連れて帰ることにしました」とトーアさんが言いました。
この時の子猫は生後6週ほどで非常に痩せ細っていました。
トーアさんがダンボール製のキャリーを持って来ると、すぐに子猫が鳴き始めて、箱のそばまでやって来ました。トーアさんは子猫が撫でられることを強く望んでいたため、頭を優しく撫でてあげました。すると子猫はすぐに落ち着いて、トーアさんの手に寄りかかってきました。
「私達は小説『クリスマス・キャロル』の登場人物から名前をとって、子猫を『タイニー・ティム』と呼ぶことにしました。私達はそれから数週間、彼に高カロリーの栄養食品を食べさせて、体重が確実に増えていることを確認しました。」
ティムは元気を取り戻し、徐々に力強くなっていきました。そしてティムはエネルギーを溢れさせながら、部屋中を動き回るようになったのです。
ティムは忙しそうに走り回り、高いところに登って、可愛いイタズラをするようになりました。またティムはクリスマスツリーを調査することに興奮して、ひとりで降りることができないにもかかわらず、高いところに登ることを強く主張しました。
「ティムは1日に何度もツリーを登り、助けを求めて鳴いてきました。」
ティムは起きている間中ずっと、遊ぶことを止めようとはしませんでした。またティムはこの家で暮らす先住猫達とも仲良くなって、一番距離を置いていた『ミスティー』とも遊ぶようになりました。
「ティムはとても遊び好きで、本当に元気いっぱいです! 彼はオモチャを追いかけるのが大好きで、いつも先住猫達と一緒に遊んでいます。」
また恐れを知らないティムは、ハスキー犬の『フィニー』にも寄り添って、愛らしい姿でフィニーのマネをしているそうです。
ティムは数週間で飛躍的に成長し、かつてのような弱々しい赤ちゃんではなくなりました。ティムは常に誰かの気を引こうと鳴いてきて、動くものは何でも追いかけて飛びつくようになりました。
そんなヤンチャなティムのことを3匹の猫を飼っている家族が知り、一瞬で恋に落ちました。そして先週、家族はティムを家族に迎え、『ティチャラ』と名づけました。家族はクリスマスに間に合うように、ティチャラのイニシャルが入った靴下を購入したそうです。
ティチャラは現在、新しい家族にたっぷりと甘やかされていて、自分の人生を愛しています。ティチャラは毎朝6時に起きて、無限のエネルギーで家中を走り回っているそうです。
そして充電が必要な時はお気に入りの毛布に寄り添いながら、幸せそうにフミフミしているそうです。
「私達の家族はティチャラが加わったことで完成しました。彼は忍者のスキルをいくつも持っていて、毎日楽しそうに遊んでいます。そんな彼のお姉さんになった『ベイリー』は、どれだけもみくちゃにされても怒らずに、可愛い忍者をいつも気遣っています」と里親のエリカさんが話してくれました。
こうして迷子になっていたティチャラは、優しい人達のおかげで新しい人生を歩み始めることができました。ティチャラは今の生活に心から満足していて、毎日たくさんの愛情を感じながら、幸せいっぱいの毎日を過ごしているのです(*´ω`*)
出典:minicattown/lovemeow
This post was published on 2020/12/27