優しい女性の愛情で瀕死の状態から回復した子猫。足に障がいをかかえながらも、元気いっぱいに生きる姿に胸が熱くなる

ある日、子猫の『ポーリー』がより良い人生を送るために、3匹の兄弟と共に地元の保護施設へとやって来ました。ポーリーは兄弟の中で一番小さく、非常に弱々しかったため、経験豊富な養育主さんによる1対1のケアが必要でした。そんな危険な状態の子猫を専門にしている養育ボランティアのパトリシア・リカさんは、ポーリーを引き取ることを躊躇しませんでした。

ポーリーは生まれた時から後ろ足にハンデがあり、健康上の問題もたくさんありました。「私はポーリーが非常に衰弱していたため、もう手遅れではないかと心配しました」とパトリシアさんが言いました。

この時のポーリーは6週齢でしたが、2週齢の子猫と同じくらいの大きさしかありませんでした。パトリシアさんはすぐに処方薬でポーリーの治療を始め、24時間体制で看護を続けました。パトリシアさんはポーリーを必ず回復させて、新しい人生を歩ませることを心に誓っていました。

そんなパトリシアさんのおかげで、ポーリーはしばらくするとゴロゴロと喉を鳴らすようになり、毎日のケアに良い反応を示すようになりました。ポーリーはまだ弱々しい状態でしたが、随分と気分が良くなってきていることが分かりました。

さらに数日でポーリーは確実に快方へ向かい始め、少しずつ力を取り戻していきました。ポーリーの呼吸は随分と良くなり、食欲も日に日に増していきました。そして、ポーリーはついに部屋の中を歩き回れるほどに回復したのです。

身体の回復と共に好奇心が出てきたポーリーは、いつもパトリシアさんの後を追いかけるようになったそうです。

「ポーリーの右足は完全に発達しておらず、障がいを抱えた状態で生まれました。彼女の左足は正常ですが、右足はとても短くなっています。でも彼女は自分が他の子猫達と違っているとは思っておらず、いつも元気に歩き回ったり、走り回ったりしています。」

好奇心が溢れ出したポーリーは、身の回りのもの全てに興味を持つようになりました。ポーリーは見つけた全てのオモチャで遊び、パトリシアさんがしていることの全てを知りたがりました。

またポーリーはこっそりと家の中を動き回って家具の隙間に隠れ、パトリシアさんが近くを通るたびに飛びかかってきたそうです。

「ポーリーは本当にいつも元気いっぱいです。彼女は家猫生活をとても楽しんでいて、足にハンデを負っているにもかかわらず、高いところに登るのも得意です。」

その後もポーリーはパトリシアさんの元ですくすくと成長を続け、ついに里子に出られるようになりました。保護施設のスタッフ達はポーリーがとても甘えん坊なことを知っていたため、常にポーリーに愛情を注ぐことのできる家族を見つけることを心に誓いました。

ポーリーはまだ他の子猫よりも随分と小さな身体をしていますが、非常に勇敢で冒険好きです。さらにポーリーはとってもイタズラ好きで、いつも色々な場所で可愛いハプニングを引き起こしているそうです。

その後、ポーリーが保護施設に戻ってくると、数日後に待ち望んでいた瞬間がやって来ました。ポーリーに恋をした家族が保護施設を訪ねてきて、ポーリーを正式に家族の一員として迎えたのです。

「ポーリーは今日引き取られて、生涯の家で暮らし始めました。彼女はこれからも毎日たっぷりと甘やかされながら、楽しい時間を過ごしていくことでしょう」とパトリシアさんが嬉しそうに話してくれました。

ポーリーは保護された時から長い道のりを歩んできました。そしてポーリーはついに最高の家族と出会い、新しい人生をスタートさせることができたのです。

これからもポーリーは日々の暮らしの中でたくさんの愛情を感じながら、幸せいっぱいの毎日を送っていくことでしょう(*´ω`*)
出典:fosterkittensvegaslovemeow

This post was published on 2020/10/24