今から約1ヶ月前、独りぼっちの迷子の子猫が発見されました。子猫はエンジンオイルや土、ノミに覆われていて、重度の栄養失調に陥っていました。
子猫を見つけた人はすぐにSNSで助けを求めました。するとペットサロンで働いているトリマーさん達が子猫を迎えに来て、食べ物と水の世話を始めました。
トリマーさん達は子猫が獣医さんの治療を必要としていることを知ると、いくつかの保護施設に助けを求めました。
するとすぐに保護施設『フレンズ・フォー・ライフ・レスキュー・ネットワーク』から返事がありました。
「私達は最初、子猫の年齢が4週齢ほどだろうと考えていましたが、実際には7週齢でした。彼の体重は450gほどしかありませんでした」と保護施設のジャクリーン・デアモアさんが言いました。
トリマーさん達は子猫をお風呂に入れて、全身についたオイルや汚れを洗い落としました。そして綺麗になった子猫の姿を見てとても驚きました。今まで灰色の猫だと思っていた子猫は、実は白猫だったのです。
翌日、子猫が保護施設にやって来ると、子猫が多くの健康問題を抱えていることが分かりました。『ラズロ』と名づけられた子猫は非常に衰弱し、脱水症状に陥っていて、ほとんどご飯を食べることができませんでした。そのためラズロはすぐに救急動物病院へと運ばれました。
病院で点滴を受けたラズロは、身体に力が入らないようで、ずっとうずくまっていました。そんな状況にもかかわらずラズロは生きたいという強い意思を持っていて、動物病院のスタッフ達に向かって何度も話しかけてきました。
その後、ジャクリーンさんがラズロを自宅に連れて帰り、一日中看護を続けました。ラズロは力がほとんどなく、食欲もなかったため、ジャクリーンさんはシリンジを使って栄養補給を続けました。
またジャクリーンさんは部屋の温度を暖かく保ち、ラズロを柔らかい毛布で包んで、身体を温め続けました。
そんなジャクリーンさんのおかげで1日後には立ち上がれるようになったラズロは、自分でご飯を食べられるようになりました。ラズロは命を救ってくれたことに感謝しているようで、ジャクリーンさんに何度も身体を擦りつけてきたそうです。
それから何度も動物病院に足を運んだラズロは、ついに元気を取り戻すことができました。「ラズロはオモチャで遊ぶようになり、脱水症状で倒れることもなくなりました。彼は保護から数日後に体重を増やし始め、1週間後にはほとんど回復して、養育ボランティアさんの家へと向かいました。」
その後、ラズロの両耳が聞こえないことが分かりましたが、ラザロは他の猫と同じように何でもすることができ、耳の障がいがラズロの行動を制限することはありませんでした。
ラズロは食欲を取り戻し、平均的な体重に確実に近づいています。ラズロはいつもエネルギーに満ち溢れていて、動くもの全てに飛びかかっているそうです。
「ラザロはいつも全速力で部屋の中を駆け回っています。でも私達が彼を抱きかかえると、彼は一瞬で甘えん坊になって、大きな音でゴロゴロと喉を鳴らし始めます。」
現在、ラズロはとても健康的で元気いっぱいに過ごしています。ラズロはこっそりと人間に忍び寄って、人間が通り過ぎる時に楽しそうに足を攻撃してきます。そして部屋の中を自由に駆け回りながら、家のいたるところで可愛いハプニングを引き起こしているそうです。
「ラズロの個性は完全に開花しました。私達は彼が生きていることに心から喜びを感じています」と養育主のケイトリンさんが嬉しそうに話してくれました。
こうして全身が汚れた状態で保護されたラズロは、優しい人達のおかげで大きく変わることができました。ラズロはこれからもたくさんの幸せを感じながら、元気いっぱいの毎日を送っていくことでしょう(*´ω`*)
出典:wolfie_smiles/sleepover_at_os/lovemeow
This post was published on 2020/09/19