ある日、西オーストラリア州にある保護施設『キャット・ヘイブンWA』のクリスティン・ローさんが、里親を必要としている2匹の子猫を保護しました。
子猫達は非常に衰弱していて、とても危険な状態に陥っていました。子猫達はクリスティンさんの助けを借りながら必死に戦い続けましたが、2匹のうちの1匹は命をつなぐことができませんでした。
残された子猫の『シアラ』は独りでいるのが寂しくて、一緒にいてくれる誰かを求めて大きな声で鳴き続けました。「私は鳴き止まないシアラの姿を見て、愛犬達ならシアラを安心させることができるかもしれないと思いました」とクリスティンさんが言いました。
その後、先住犬達と出会ったシアラは、全くためらうことなく一直線に走り始め、先住犬達に身体を擦りつけ始めました。シアラは友達に出会えたことに興奮して、すぐに愛情を求め始めたのです。
一方の先住犬達もシアラのことを優しく迎え入れてくれました。中でもポメラニアンの『グッチ』はすぐにシアラのことが大好きになり、早速シアラの毛づくろいを始めたそうです。
シアラはグッチから受け取った愛情で元気を取り戻し、幸せそうにグッチに寄りかかりながら温かい毛の中に溶け込みました。
それ以来、シアラは家のいたるところでグッチのことを追いかけて、嬉しそうにしがみつくようになりました。ふたりはいつも一緒に昼寝をして、一緒に寄り添って、一緒に遊んでいるそうです。
グッチはまるで自分の子供のようにシアラを世話して、優しく見守り続けています。一方のシアラはグッチを独り占めしたくて、グッチが他の先住犬と一緒にいると、自分の存在を猛アピールしてくるそうです。
いつもそばにいてくれるグッチのおかげで、シアラの心はすぐに開花しました。
シアラは日に日に体重とエネルギーを増やし、毎日夢中になって遊んでいます。また常にグッチと一緒に行動するシアラは、犬のスキルも習得し始めているそうです。
「シアラは以前吠えたことがあり、私達をとても驚かせました。おそらく彼女は犬と一緒に育ったため、自分のことを子犬だと思っているのでしょう。」
シアラはいつもたくさん遊ぶと、グッチの隣で丸くなって、すぐに眠りに落ちていくそうです。
甘えん坊のシアラはグッチがそばにいてくれることにとても満足しています。ふたりは一日のほとんどの時間を一緒に過ごしながら、幸せな時間を過ごしているのです。
「愛犬達が子育てを手伝ってくれたことに、私はとても感謝しています。彼らの絶え間ない愛情とケアが、シアラを幸せな子猫へと変えました。」
「私はグッチとシアラの深い絆を目にすることができて、心から幸せを感じています」とクリスティンさんは嬉しそうに話してくれました。
こうして独りぼっちになったシアラは、クリスティンさんのおかげで最高の家族と出会うことができました。これからもシアラはグッチ達にたくさんの愛情を注がれながら、幸せいっぱいの毎日を送っていくことでしょう(*´ω`*)
出典:lola_cchi/lovemeow
This post was published on 2020/09/04