駐車場で独りぼっちのところを保護された子猫。里子に出そうと考えていた女性の心を動かし、離れられない存在に!

先月、養育ボランティアをしているサム・クリスティーさんがFacebookを見ていると、駐車場で発見された子猫のついての投稿を見つけました。「投稿した女性は車の下で茶トラの子猫を見かけて、調査に向かいました」とサムさんが言いました。

子猫は隠れていた車の下から別の場所に移動しようとしていましたが、幸いなことに女性は子猫を保護することに成功しました。子猫は非常に痩せ細っていて、全身がノミに覆われていました。

サムさんはすぐに女性と連絡を取り、子猫を養育して、家を見つけることを約束しました。

サムさんは早速、猫好きの愛犬『オークリー』と一緒に子猫を引き取りに向かいました。「無事に子猫を車に乗せた後、私とオークリーは子猫が保護された駐車場に向かいましたが、母猫や兄弟の痕跡はありませんでした」とサムさんが言いました。

その後、サムさんの家に着いた子猫は少し怯えていましたが、自分が安全だと気づくと、落ち着きを取り戻しました。そしてサムさんが用意したご飯の匂いを嗅ぐと、すぐにお皿に身を投げて、物凄い勢いでご飯を平らげました。

「お腹を満たした子猫は部屋の中で遊び始めました。彼は非常に勇敢で、最初から物陰に隠れることはありませんでした。彼は誰かに甘えたくて、何度も抱っこを要求してきました。」

『ワイルダー』と名づけられた子猫は、お風呂に入って全身を綺麗にしました。ワイルダーは入浴後にタオルに包まれると、とても満足そうな姿をサムさんに見せてくれたそうです。一方、オークリーと先住猫達はワイルダーに興味津々で、ワイルダーがお風呂から出るまでずっとドアの外で待っていたそうです。

無事にお風呂を終えたワイルダーは、家の中に友達がいることを知ってとても興奮しました。ワイルダーはオークリーや先住猫達と一緒に過ごす時間が待ちきれないようでした。「ワイルダーは他の動物達と早く遊びたかったため、1日も経たないうちに子猫用のベビーサークルから抜け出す方法を見つけました。」

こうしてワイルダーを迎えたサムさんでしたが、この時はまだワイルダーが十分に成長したら里子に出そうと考えていました。しかし、ワイルダーの方は別の計画を持っていたのです。

ワイルダーは家のいたるところで先住猫の『ブルー』と『エベレット』を追いかけて、シッポで遊んだり、飛びついたりしていました。一方の先住猫達もすぐにワイルダーのことが気に入ったようで、優しく毛づくろいをしたり、猫として生きていく方法を教えたりしました。

そして保護から3日後には、ワイルダーとオークリーもすっかり仲良くなりました。

サムさんはワイルダーの姿を見ながら、昨年亡くなった愛猫の『アトラス』のことを思い出していました。ワイルダーはエネルギーの塊で、アトラスのように勇敢で冒険好きでした。

「私はすっかりワイルダーを手放すことができなくなっていました。そのため私は彼を家族の一員に迎えることに決めました。養育活動のゴールは子猫達を元気にして新しい家族の元に送り出すことですが、時には永遠の家族になることもあります。彼はアトラスを失った私達にとって、無くてはならないパズルのピースでした。」

好奇心旺盛で冒険好きのワイルダーは、サムさんやオークリーと一緒に探索に出かけるのが大好きです。ワイルダーはいつも素直にリードに従いながら、楽しそうに遊び回っているそうです。

「私達の家にワイルダーが来たことで、私達の家族はさらに大きくなり、幸せになりました。私は彼に出会えたことに心から感謝しています」とサムさんが嬉しそうに話してくれました。

こうしてワイルダーは最高の家族と出会い、楽しい毎日を送り始めました。これからもワイルダーは大好きな家族に囲まれながら、いつまでも幸せいっぱいの日々を過ごしていくことでしょう(*´ω`*)
出典:littlecat_bigislandlovemeow

This post was published on 2020/07/19