配管工事店で見つかった病気の子猫達。非常事態宣言の直前に助け出され、優しい人達のおかげでついに元気を取り戻す

ある日、ニューヨークの保護施設『リトル・ワンダラーズ』に配管工事店の店主から緊急の連絡が入りました。お店の地下で救助が必要な3匹の子猫達を見つけたというのです。

店主はその日、新型コロナウイルス対策のためにお店をしばらく閉めることにしていたのですが、その直前に子猫達の姿を見つけました。店主は子猫達を安全な場所に連れて行かなければと強く思い、すぐに保護施設へと連絡をしました。店主から話を聞いた施設のスタッフ達は、急いで子猫達の元へと駆けつけました。

子猫達は3匹とも目に感染症を患っていて、早急な治療を必要としていました。そこで養育ボランティアのビエルカさんが子猫達を預かり、目の掃除と治療を開始し、2〜3時間おきにミルクを飲ませ続けました。

施設のスタッフ達は子猫達の母親を探しましたが、結局見つけることはできませんでした。一方、『デリラ(キジトラ)』『ペチュニア(サバトラ)』『サニー(黒猫)』と名づけられた子猫達は、適切な治療のおかげで徐々に元気を取り戻していきました。

3匹の中で一番身体の小さなデリラは、他の兄弟の半分ほどの大きさしかありませんでした。そんな成長の遅れていたデリラも、ビエルカさんの看護とたくさんの愛情のおかげで食欲を取り戻し、確実に体重を増やしていきました。

そして1週間後、子猫達は哺乳瓶を卒業し、離乳食を食べ始めました。

その後、別の養育ボランティアのナターシャさんが子猫達の養育を引き継ぎました。子猫達はナターシャさんの家に移ってからも、毎日すくすくと成長し続けているそうです。

「子猫達はお店が閉鎖される直前に見つかり、何とか閉じ込められずにすみました。きっとそのまま閉じ込められていたら、子猫達は生き残っていなかったことでしょう」とナターシャさんは言いました。

子猫達は愛らしい絆を共有していて、全ての行動を一緒に行なっています。サニーは3匹の中で一番勇敢な性格で、毎日好奇心の赴くままに部屋中を冒険していて、いつもその後をペチュニアとデリラが続いているそうです。

「あの日、子猫達が救われたことを本当に嬉しく思っています。この大変な時期に、みんなが力を合わせて子猫達の命を助けてくれました。」

今もまだ兄弟よりも身体の小さなデリラですが、いつもご飯をたくさん食べて早く兄弟に追いつこうとしています。「デリラは毎回ご飯を最初に食べ始め、食べ終わるのも一番です」とナターシャさんが話してくれました。

子猫達はあと数週間で里子に出る準備が整います。きっと愛らしい子猫達の前には、素敵な里親さんが現れることでしょう。

子猫達はもう食べ物や避難場所の心配をする必要はありません。子猫達はこれからもたっぷりと甘やかされながら、幸せいっぱいの毎日を送っていくことでしょう(*´ω`*)
出典:littlewanderersnyclovemeow

This post was published on 2020/04/13