唯一の我が子と共に助け出された母猫。優しい人達のおかげで元気いっぱいに過ごす我が子の姿に、最高の幸せを感じる

先月の初め、キジトラの母猫と子猫がロサンゼルスの保護施設『ASPCA』に運ばれてきました。猫の親子のことを知った養育ボランティアのジャンさんは、すぐに親子の世話を始めました。

「子猫の『スパロー』の年齢は4週齢くらいです。母猫が子猫を1匹だけ産むのはとても稀なことなので、もしかするとスパローには兄弟がいたのかもしれません」とジャンさんは言いました。

ジャンさんは親子を自宅に連れて帰り、母猫の『ロビン』とスパローが静かに過ごせる場所を用意しました。ロビンは最初からとても愛情深いお母さんで、一日中スパローに全ての愛情を注いでいました。

「ロビンはいつもスパローを大切に育てています。彼女はキャリーから出てきた直後から、スパローの毛づくろいを始めました。」

ここが安全な場所だと理解したロビンは、すぐにリラックスして、たとえスパローが部屋の反対側に行っても気にしなくなりました。

またロビンはとてもジャンさんに感謝しているようで、まるで「ありがとう」と言っているかのように、何度も身体を擦りつけてきました。

ジャンさんは親子を預かってすぐに、ロビンがとてもお話し好きな性格だと分かりました。ロビンは授乳時間を迎えると、いつも可愛い声でスパローを呼んでいるそうです。「ロビンの声はとても愛らしく、人間に注目されるのも大好きです。」

「スパローは家に来た日から、既にウェットフードを舐めることに興味がありました。でもやっぱりお母さんのミルクが大好きで、2〜3週間ほどミルクを飲み続けていました。」

親子はとっても仲良しで、ほとんどの時間を一緒に行動しているため、ジャンさんの膝の上をいつもふたりで共有しているそうです。

ロビンは1歳ほどの若いお母さんで、まだ心の中は子猫のようです。ロビンは遊び時間に興奮し、いつも自分とそっくりのスパローと一緒に、楽しそうにオモチャで遊んでいるそうです。さらにロビンはスパローに、ウェットフードの食べ方や毛づくろいの仕方をしっかりと教えました。

「ふたりはお互いのことが大好きで、いつも一緒に過ごしています。ロビンはスパローが全てのことをひとりでできるようになってからも、以前と同じようにグルーミングをして、常にスパローのことを見守っています。」

この頃にはすっかりウェットフードに切り替わっていたスパローですが、時々お母さんのミルクを飲むこともあるそうです。

またスパローは日に日に力強くなっていて、高いところにも登れるようになりました。そのためロビンが昼寝のために人間用のベッドに登ると、スパローもベッドをよじ登って、お母さんと一緒に昼寝を始めるそうです。

ロビンとスパローは優しいジャンさんに見守られながら毎日を楽しく過ごしています。今後、スパローが十分に成長したら、新しい里親さん探しが始まるそうです。

ちなみに親子は行動も良く似ていて、スパローは時々お母さんと同じように舌をしまい忘れることもあるそうです♪

ロビンは毎日我が子の成長を楽しみにしていて、日に日に成長を続けるスパローのことをとても誇りに思っているのです。

きっと親子は新しい家に旅立ってからも、ピッタリと寄り添い続けることでしょう。そして、お互いに愛情を注ぎ会いながら、新しい家族の元にたくさんの幸せを運び続けることでしょう(*´ω`*)
出典:kittygarden626lovemeow

This post was published on 2020/04/10