ある日、野良の母猫が『パティパン』と3匹の兄弟を出産しました。それからしばらくの間、母猫は子猫達をしっかりと育てていたのですが、3週間後に突然姿を消してしまったのです。
猫の親子を気にかけていた家族は「このままでは子猫達の命が危ない」と感じ、すぐに保護施設『チャレンジャーズ・ハウス』へと連れて行きました。
「子猫達は養育主さんの家に行き、人工哺乳で育てられることになりました。4匹の中でパティパンだけは右前足に腫瘍があり、日を追うごとに悪化していきました」と保護施設のスタッフのロビン・アンダーソンさんは言いました。
その後、パティパンは動物病院で手術を受けました。
「パティパンは最初の数週間、包帯を毎日2回取り替えて、薬を塗る必要がありました。」
足に包帯を巻かれ、まだ回復の途中だったパティパンでしたが、安全な暮らしに安心したようで、家の中を歩き回るようになったそうです。
そんな元気いっぱいのパティパンは、兄弟達と一緒に愛らしい姿をたくさん見せてくれました。
その後、ロビンさん達の看護のおかげで日に日に回復していったパティパンは、ついに怪我を完治させることができました。
「パティパンの怪我は数週間で回復しました。彼女の足は再び毛で覆われ、腫瘍があったのが嘘だったかのようです。」
そして保護から2ヵ月後、すっかり美猫に成長したパティパンの元を、子猫達を保護した家族が訪れました。
家族はずっとパティパンのことが忘れらず、子猫達の里親募集が始まる前にパティパンを家族の一員に迎えることを決めたそうです。
こうして路上から助け出されたパティパンは、再び命を救ってくれた家族の元へと戻ってきました。その後、パティパンの兄弟達も無事に里親さんを見つけ、それぞれの家へと旅立っていったそうです。
あの日、母猫と離ればなれになってしまった子猫達ですが、これからは新しい家族にたくさんの愛情を注がれながら、幸せな毎日を送っていくことでしょう。
出典:love-and-hisses/lovemeow
This post was published on 2019/09/09