3週間ほど前のこと、保護施設『ミニ・キャット・タウン』に助けが必要な子猫がいるという連絡が入りました。「子猫はひとりでいるところを発見されて、私達の保護施設に連れて来られました」とスタッフのトーア・ブイさんは言いました。

子猫は生後約3週で、全身がほこりで覆われていました。子猫は保護してもらえたのが嬉しかったようで、抱えられるとすぐに両手を伸ばして空中を揉み始めたそうです。子猫は誰かにかまってもらいたくて、たくさんの愛情を求めていました。

「私達は子猫に『ラルフ』と名づけました。私達が初めて彼に会った時、彼が友達を必要としていることがすぐに分かりました。」

実はラルフが保護される数日前に、『バーバリー』という名前の迷子の子猫が施設に運ばれてきていました。

子猫達はお互いに母親がおらず、友達を必要としていました。そこでスタッフ達は子猫達を会わせてみることにしたのです。

スタッフのローラ・マロンさんは子猫達を預かることを申し出て、自宅へと連れて帰りました。そして、それぞれの子猫が準備を整えた時、ローラさんは子猫達を同じ部屋へと連れていきました。するとローラさんが子猫達を紹介する前に、バーバリーが自らラルフのところへと駆け寄って行ったのです。

翌日、ローラさんが子猫達の様子を見に行くと、子猫達はベッドの中で寄り添いながら眠っていたそうです。

実は子猫達が最初に会った時、積極的なバーバリーに対して、ラルフは少し戸惑い気味でした。しかし、バーバリーの力強い猛アピールに、ラルフは抵抗することができませんでした。

バーバリーはラルフに突撃していき、早速レスリングを始めました。そして子猫達はしばらく一緒に転がりながら、元気いっぱいに遊んでいたそうです。

「お互いに独りぼっちだった子猫達は、最初は接し方が分からなかったようで、少し不器用に遊んでいました。でも今の子猫達は兄弟のように遊んで、いつも幸せそうにすり寄っています。」

「バーバリーは活発な子猫で、好奇心が強く、冒険が大好きです。また彼女はとても愛情豊かな性格の持ち主です。」

「一方のラルフは甘えん坊でおしゃべりな性格で、食べ物が欲しい時や何か伝えたいことがある時は、いつも大きな声で自分の気持ちを伝えてきます。」

子猫達はお互いに人間のことが大好きで、ローラさんに抱っこされと幸せそうな姿を見せてくれます。そしてローラさんがいなくなると、いつもお互いのことを抱きしめながら、幸せそうに寄り添っているそうです。

こうしてお互いに独りぼっちで保護された子猫達は、優しい人達のおかげで最高の友達と出会うことができました。子猫達はいつも一緒に追いかけ合って、一緒に遊んで、一緒にご飯を食べて、一緒に寄り添いながら眠りに落ちていくそうです(*´ω｀*)
出典：MiniCatTown／lovemeow