ある日、レニーさんが住む町で住宅が全焼する火事がありました。それから3日後のこと、その家の横を通りかかったレニーさんは、裏庭で生後6週ほどの子猫の姿を発見したのです。可哀想なことに子猫は3日前の火事で火傷を負い、動けなくなっていました。
レニーさんはすぐに子猫を保護すると、24時間対応の救急動物病院へと急ぎました。
子猫は非常に衰弱していて、その日の夜を乗り越えられるか分からない状態でした。レニーさんは家に子猫を連れて帰ると、獣医さんの言葉に従って、夫と一緒に看病を続けました。夫婦は子猫に抗生物質と駆虫薬、そして痛み止めの薬を与え、ウェットフードを食べさせてあげました。
こちらは保護した時の子猫の姿です。子猫は頭と背中に火傷を負っていました。
レニーさんは子猫に『エンバー』と名づけました。
最初の夜を無事に乗り越えたエンバーは、日に日に元気を取り戻していきました。そして、レニーさんが驚くほど力強く鳴くようになったのです。
それから1ヶ月後。火傷を負った部分の毛はまだ少ないですが、エンバーの全身の毛はフワフワになりました。その大きな変化にレニーさんはとても驚いたそうです。
この頃になると、エンバーは普通の子猫と変わらないくらいにヤンチャになっていました。好奇心旺盛なエンバーは、家の中の色々な場所を冒険し始めたのです。
その後もエンバーは美味しいご飯をいっぱい食べて、すくすくと成長していきました。そして、それと同時に火傷で毛が薄くなっていた部分も、フサフサの毛で覆われてきたのです。
さらにすっかり家の暮らしに満足したエンバーは、いつの間にか家の中の王様になったそうです(*´ω`*)
こうして火傷を負っていたエンバーは、優しい夫婦のおかげでフワフワの子猫に生まれ変わりました。あの日、衰弱していたエンバーがレニーさんと出会えて本当に良かった。辛い時期があった分、これからも夫婦にたっぷりと甘えて、幸せな毎日を送っていって欲しいですね。
出典:reneesoucy/lovemeow
This post was published on 2019/07/11