4月上旬のこと、ロザンゼルスに住む家族が自宅の家の下で、幼い子猫の姿を発見しました。子猫はまだヘソの緒がついたままの状態でしたが、近くに母親の姿はありませんでした。
家族は子猫を見つける少し前に、近所を歩き回る野良猫の姿を見かけていました。どうやら子猫はその野良猫が産んだ赤ちゃんのようでした。家族はすぐに母猫を探し回りましたが、結局母猫を見つけることはできませんでした。
家族は子猫を保護すると、地元の保護施設『アレー・キャット・レスキュー』に連絡をしました。子猫は生後2〜3日で、体重は76gしかありませんでした。
子猫はとてもお腹を空かせていましたが、哺乳瓶からミルクの飲むのに苦労していました。しかし一度コツを掴むと、物凄い勢いでミルクを飲み始めたそうです。
「私達はミルクと一緒に、腸内環境改善のためのサプリメントを飲ませました。子猫は一日のほとんどの時間を眠って過ごし、力を取り戻そうとしていました。私達は子猫を受け取った日から、24時間体制で看護を続けています」とスタッフのデジレーさんは言いました。
デジレーさん達は子猫に『プディング』と名づけました。保護されたばかりのプディングは、小さなサイズの歯ブラシよりも小さな身体をしていましたが、幸いなことに食欲はとても旺盛でした。「プディングは食べることが大好きで、いつも用意した全てのご飯を食べ尽くします。そのため彼女は3日ほどで体重を2倍に増やしました。」
一方、プディングを家の下から保護した家族は、デジレーさん達と協力しながら、今も母猫を探しているそうです。
すくすくと成長を続けるプディングは、次々と色々なことができるようになっていきました。生後1週間後には喉を鳴らし始め、小さな前足で空中をこね始めました。
すぐに体重が100g増加したプディングは、とても力強くなり、より多くの食べ物を要求するようになったそうです。
「プディングは確実に成長を続けていて、何か伝えたいことがある時は大きな声で鳴いてきます。彼女はお腹のマッサージが好きですが、それよりももっと好きなのはご飯を食べることです。」
そして3.5週齢を迎えたプディングは、飛躍的な成長を遂げました。プディングの目は大きく開かれ、足の筋肉がとても強くなりました。さらにプディングは成長とともに好奇心を増やし、冒険好きの子猫へと成長しました。
プディングの人生の始まりはとても苦しいものでしたが、優しい人達の愛情で、その後の人生が180度変わったのです。
最初の頃のプディングは小さな哺乳瓶ほどの大きさでしたが、1ヶ月でこんなに大きく成長することができたのです!
プディングは現在、優しい養育主さんにピッタリと寄り添いながら、大きな音で喉をゴロゴロと鳴らし続けています。すっかり甘えん坊になったプディングは、とっても愛らしい姿で一日に何度もハグを要求してくるそうです(*´ω`*)
出典:alleycatrescueinc/lovemeow
This post was published on 2019/04/27