アメリカのカンザス州に近所の野良猫達の世話を続ける、心優しいおばあちゃんが住んでいます。おばあちゃんは毎日猫達の食事の世話をして、病気の猫がいれば動物病院に連れて行き、自分の家を避難場所として開放しているそうです。
そんなおばあちゃんはある日、数匹の猫を自宅に迎え入れました。しかし、その中の1匹が猫ではないことに、おばあちゃんは気づいていなかったのです。
おばあちゃんは自宅の庭にあるポーチを、猫達の避難場所にしていました。そして、猫達が家に入りたそうにしていると、ドアを開けて家の中に迎え入れていました。しかし、その中の1匹が猫とは少し違う容姿をしていたのです。
そんな中、おばあちゃんの家に孫のエリック・ハートレインさんが訪ねて来ました。そして、エリックさんが家に入るとすぐに、ベッドでくつろいでいる動物が、猫ではないことに気づいたのです。それは野生のオポッサムでした!
「多分、このオポッサムは温かい場所と食べ物を求めて、猫のフリをしておばあちゃんに近づいてきたのだろう」とエリックさんは思いました。そして、エリックさんがおばあちゃんにオポッサムの話をすると、おばあちゃんから驚きの答えが返ってきたのです。
「おばあちゃんはオポッサムを、『私の猫の1匹だよ』と言いました。」
おばあちゃんは数ヶ月前に幼かったオポッサムに出会い、ご飯を食べさせてあげました。そして、『ラテ』という名前をつけて、可愛がっていたのです。
「私はおばあちゃんに彼が猫ではないと伝える前に、思わず笑ってしまいました。」
エリックさんはオポッサムの特徴的な顔を指差して、おばあちゃんに猫ではないことを伝えました。すると少し困った顔になったおばあちゃんは、オポッサムに近づいて隅々までチェックし始めたのです。
「おばあちゃんは私を見上げて、こう言いました。『まぁ、彼は特に悪さをしたりしないので問題ないでしょ。』」
エリックさんは孤児だったオポッサムが、おばあちゃんに何度もご飯をもらっているうちに他の猫達とも仲良くなり、ポーチに引っ越してきたのだろうと思っているそうです。
「ラテはとても親やすくて、フレンドリーです。彼は他の猫達と一緒にポーチに座るのが好きですが、人間に身体を撫でられるのは少し苦手なようです。」
おばあちゃんはラテと一緒に散歩をするのが大好きで、ラテがポーチで暮らし始めたことをとても喜んでいるそうです。そしてラテの方も、おばあちゃんの家で猫の友達と一緒に楽しく暮らしているそうです♪
おばあちゃんはそんな愛らしいラテのことを、他の猫達と同じくらいに心から愛しているのです(*´ェ`*)
出典:Eric Hertlein/thedodo
This post was published on 2019/02/04