人生に、もふもふを。

厳しい寒さの街中で、一直線に駆け寄ってきた猫。もう一度家の中で暮らしたくて、鳴きながら懸命に助けを求めてきた

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その日、ニューヨークのブルックリンで保護活動を行う『フラットブッシュ・キャッツ』の設立者のウィル・ツヴァイガルトさんは、ボランティアとしてTNR活動(野良猫の不妊去勢手術を行い、元の場所に戻す活動)に参加していました。

向かってくる猫出典:flatbushcatsTNR

ウィルさんは野外で友好的な猫を見つけた場合、保護して里親さんを探す活動もしています。「食事中に近づくことを許してくれる猫は、人間との生活を受け入れる可能性があります。もしそのような猫に出会ったら、保護して里親さんを探すことにしています」とウィルさんは言いました。

この日、TNR活動に参加していたウィルさんは、今までに見たことのない猫が近所にいるという情報を得ました。そこでウィルさんがすぐに現場に向かうと、猫はウィルさんを待っていたかのように、その場に留まっていたそうです。そしてウィルさんの姿を見つけると、鳴きながら真っ直ぐに歩いてきて、愛情を求めて頭をぶつけてきました。

近づいてくる猫出典:flatbushcatsTNR

「猫は全身が汚れていました。彼女は最初からとても人間慣れしていたたため、最近まで誰かの家で世話をされていたようです。彼女には首輪がついておらず、とてもお腹を空かせていました。冬のニューヨークはとても寒いため、私はすぐに彼女を助け出す必要があると感じました。」

近所の人の話によると、この猫は数週間ほど前に姿を現したそうです。それ以来、猫は冬の寒さに耐えながら、食べ物と避難場所を探し回っていました。

「猫は私達のところに駆けつけて、たくさんのことを話してきました。私はその姿を見て、彼女が家の中に戻りたいと言っているように感じました。」

スリスリする猫出典:flatbushcatsTNR

ウィルさん達は捕獲器を使って、猫を救い出すことに決めました。

「友好的な猫でもキャリーに入れようとすると、とても怖がることがあります。そのため私達は捕獲器で彼女を安全に保護することにしました。」

背中を撫でられる猫出典:flatbushcatsTNR

猫はウィルさんや他のボランティアに出会った瞬間から幸せそうでした。猫はウィルさんについていけば、安全な場所に連れて行ってくれることが分かっていたかのように、すぐに捕獲器の中へと入ってきたそうです。

猫の保護の様子はこちら。

路上を彷徨い始めてから数週間後、『ブン』と名づけられた猫は再び家の中で暮らせることに興奮していました。そして、養育主さんの家で暮らし始めたブンは、すぐに新しい環境に落ち着いたそうです。

「ブンは新しい人と出会うと少し緊張しますが、一度安心すると大きな音で喉を鳴らし始めます。彼女は毛布をこねるのが大好きで、家の中を転げ回ったり、オモチャで遊んだりしながら、毎日を楽しく過ごしています。」

「ブンは現在、養育主さんの家でとてもリラックスしています。私達の次のステップは、彼女の体調を回復させて、予防接種を受けさせて、彼女にピッタリの里親さんを探すことです。」

「私達はこれからもTNR活動を続けながら、不幸な猫が1匹でも減るように活動していこうと思います。そして、人間との生活を望んでいる猫を保護して、幸せに暮らす猫を増やしていこうと考えています。」

現在、暖かい家の中で暮らしているブンは、たくさんの幸せを感じながら毎日を過ごしています。ブンは家の中で快適な場所を見つけると、いつも大きな音で喉を鳴らし始めるそうです(*´ω`*)
出典:flatbushcatsTNRlovemeow

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