人間が大好きな『ジャック』が望んでいたのは、たくさんの愛情と温かい膝でした。でも常に愛情を求めるジャックは、元の家族に拒否されてしまったのです。
そのためジャックは保護施設『ミシガン・キャット・レスキュー』へと連れて来られました。
「ジャックはたくさんの愛情を求めていました。しかし、家族は絶えず愛情を求めてくる猫を望んでいませんでした。そして家族は彼との生活を終わらせました」とスタッフのナンシーさんは言いました。
ジャックは1年過ごした家を離れて、保護施設へとやって来ました。ジャックは突然の環境の変化に混乱しましたが、スタッフ達の膝の上に乗ると、徐々に落ち着きを取り戻し、再び喉を鳴らし始めました。
そんなジャックの姿を見たスタッフ達は、絶えず愛情を注いでくれる家族を見つけることを誓いました。
スタッフ達はジャックにピッタリの家を見つけるために、Facebookページにジャックの話を投稿しました。するとその投稿は多くの人達の心に触れて、あっという間に拡散されていきました。そしてすぐに何百人もの人達が、ジャックのような猫が『不必要』と言われたことに、驚きの反応を返してきたのです。
「ジャックが家を失ったのはとても残念ですが、いつまでも彼を愛してくれる家族と、抱きしめる膝がきっと見つかります」とショーハンさんがコメントしました。
「私は今、膝の上が大好きな猫を探しています。もしまだ家が決まっていないようでしたら、ジャックの里親募集に申し込もうと思います」とアビーさんがコメントしました。
「ジャックのような猫を手放すのが不思議でなりません。彼はとってもハンサムな猫だ」とブランディーさんがコメントしました。
「こんなに愛らしい猫がいつも膝の上にいてくれるのは、まるで夢のようです」とキャシーさんがコメントしました。
ジャックの投稿は、1200件以上のコメントと、2600件以上のいいねを集めました。誰もがジャックのことを応援していて、ジャックを甘やかしてくれる家族が見つかることを望んでいました。
そんな中、リズさんがジャックの投稿を見つけました。リズさんはジャックが自分達が探している猫にピッタリだと感じ、すぐに里親になるための申込書を提出しました。するとその2週間後に、保護施設から最高のニュースが届いたのです!
リズさんと家族はジャックに会うために、保護施設を訪れました。すると家族はすぐに、ジャックの驚くほどの愛情に襲われたのです(*´ω`*)
ジャックはリズさんの夫の膝に登ってきて、そのまま腕の中に顔をうずめました。そして、手に頭を擦り付けながら、大きな音で喉を鳴らし始めたのです。もしかするとジャックは、リズさん達が自分を迎えに来てくれたことを知っていたのかもしれません。
その日、ジャックは保護施設を旅立ちました。
「ジャックは愛されていて、甘やかされています。彼は今、新しい家族と一緒に生涯の家にいます。私達は彼にピッタリの家を見つけることができて本当に幸せです。」
ジャックはすぐに新しい環境に溶け込み、温かい膝の上に登って、家族に寄り添いました。それは人間好きのジャックが、一番したいと思っていたことでした。ジャックはずっと望んでいた、愛情いっぱいの家を見つけることができたのです。
「ジャックは今、とても上手くやっています。家族はみんな彼のことを心から愛しています。彼は新しい家で、年上の猫のお兄さんにも出会いました」とリズさんは言いました。
「孫達もジャックのことが大好きです。3歳になる孫はいつもジャックと一緒に座って、優しく抱きしめながら全身を撫でています。孫はジャックのことをジョーと呼んでいます」とリズさんは幸せそうに話してくれました。
こうして一度は不必要と言われたジャックは、優しいスタッフ達のおかげで、最高の家族に出会うことができました。ジャックはこれから先もずっと、優しい家族にたっぷりと甘やかされながら、幸せな毎日を送っていくことでしょう(*´ω`*)
出典:Michigancatrescue/lovemeow
This post was published on 2018/12/19