6月上旬の日曜日、フロリダに住むメリッサ・エバンズさんが、家族と一緒に旅行に出かけました。そして家族が高速道路を移動していると、道路の真ん中に小さな動物を発見したのです。
「私達が3車線の道路を走行していると、前方に小さな塊を見つけました。私達は最初、その塊がリスだと思いました。でもジープの下から現れた時に、それが子猫だと分かりました」とメリッサさんは言いました。
子猫はとても取り乱していて、道路脇に逃げようとするたびに、走って来る車に遮られていました。そこで家族は車をゆっくりと走らせ、子猫を安全な場所に誘導しました。そして子猫がコンクリート製のバリケードの下に避難すると、家族は車を止めて子猫の元へと急いだのです。
「私は子猫を捕まえて、車にあった毛布で素早く包みました。」
子猫は口や目の辺りに怪我を負っていました。また全身がとても痩せ細っていて、非常にお腹を空かせていたそうです。家族はすぐに高速道路を降りると、近くの町で動物病院を探し始めました。
動物病院を探している間中、子猫はずっと怖がっていて、少しの音にも敏感に反応しました。そして家族が動物病院を見つけた時には、かなり疲れていたそうです。子猫はそこで怪我の治療を受けて、感染症のための薬を処方してもらいました。
その後、家族は子猫に『アリー』と名づけて、自宅へと連れて帰りました。「最初の数日間、アリーはとても怯えていました。でも1週間が経つ頃には随分落ち着いたようで、私達が抱きしめると幸せそうに喉を鳴らすようになりました。」
「私達の家には既に2匹の保護猫とラブラドールがいたため、最初は里親さんを探そうと考えていました。でもアリーはとてもこの家が気に入ったようで、いつも私達にハグを要求してきました。」
そして救助から2週間後、アリーは家族の心の奥に入り込み、特にメリッサさんの息子と強く結びつきました。そのため家族は自然とアリーを家族に迎えて、一緒に暮らすことになったのです。
「息子とアリーは完全に切り離すことができなくなりました。ふたりは毎晩一緒のベッドで眠っています。」
「アリーはとってもお話し好きで、何か伝えたいことがあると、可愛い声でおねだりしてきます。」
こちらは人間のお父さんの膝の上で丸くなるアリーの姿です。
時には先住犬と一緒に膝の上を分かち合うことも♪
そして保護から3ヶ月後、アリーはこんなに大きく成長しました!
「私達はあの日、アリーに出会えたことにとても感謝しています。彼女は奇跡の子猫です。彼女は私達の生活をさらに素敵なものにしてくれました」とメリッサさんは嬉しそうに話してくれました。
こうして高速道路から助け出されたアリーは、命を救ってくれた家族と共に幸せな生活を送り始めました。きっとアリーは命の恩人の優しい家族に、たくさんの「ありがとう」を伝えていることでしょう(*´ω`*)
出典:Melissa Evans/lovemeow
This post was published on 2018/09/02