カリフォルニア州で起こった山火事は、これまでに1180平方キロメートル(東京ドーム約25,000個分)の広大な山林を焼き、甚大な被害をもたらしています。そんな厳しい状況の中で、消防士達は特別な友情を見つけました。
その日、レディングの街でグラスバレー消防署の消防士達が、山火事と懸命に戦っていました。そんな中、燃え盛る炎の中で1組の動物を発見したのです。
「私達はある家の玄関先で、猫とニワトリの姿を見つけました。彼らはこの壊滅的な火事の中で生き残り、お互いのことを守っていました」と消防署はSNSに書き込みました。
猫とニワトリはどちらも火傷を負っていたため、消防士達はすぐに2匹を保護して、安全な場所へと連れて行く必要がありました。
「私達は彼らを無事に運び出す方法を考えました。そして、1人の隊員が彼らに水を飲ませている間に、他の隊員が家の中でキャリーケースを見つけてきました。」
その後、無事に保護された2匹は治療のために地元の保護施設へと運ばれました。もし、消防士達が2匹を発見するのが少しでも遅れていたら、2匹は間違いなく炎の中に飲み込まれていたそうです。
「翌日、保護施設に2匹の状況を確認しに行くと、お互いに快方に向かっていることが分かりホッとしました。」
消防士達には猫とニワトリがどうして一緒にいたのかは分かりませんでしたが、2匹の生存はとても明るいニュースになりました。それは山火事で沈んでいた人達の心に希望を与えることになったのです。
さらに2匹の話はここで終わりではありませんでした。消防士達が再び保護施設に足を運ぶと、猫とニワトリが家族に再会したことが分かったのです!
どうやら2匹は同じ家で暮らしていた、昔からの親友だったようです。山火事で住んでいた家は失われてしまいましたが、きっと2匹が一緒なら、どんな困難でも乗り越えられることでしょう。
出典:grassvalleyfire/thedodo
This post was published on 2018/08/08