2013年、ドーンさんと夫は保護猫の『ジョンジー』と出会いました。夫婦はジョンジーの姿を一目見て、たくさんの助けが必要だと感じたそうです。
夫婦が初めてジョンジーを見た時、大きなショックを受けました。ジョンジーは体重があまりにも重かったため、食事とトイレの時だけ、かろうじてバスケットから立ち上がるような生活を送っていたのです。ジョンジーは自分の身体を毛づくろいすることができなかったため、全身の毛がひどくもつれていました。
ジョンジーが太った原因は、以前住んでいた家にありました。その家にいた同居犬がとても怖かったため、ずっと地下室にこもって、たくさんのご飯を食べていたそうです。
ジョンジーの荒れ放題の毛は、彼女に不快感を与えていました。そのためジョンジーは、いつも不機嫌で怖い顔をしていたのです。
保護施設にいたジョンジーを夫婦が撫でると、抜けた毛の束が手に残りました。それを見て、さらに助けが必要だと感じた夫婦は、その日のうちにジョンジーを家族に迎えたのです。
「私達がジョンジーを引き取った時、彼女の身体は壊れていました。そして、彼女の精神も壊れていました」とドーンさんは言いました。
2013年7月4日、ジョンジーは新しい家に迎えられました。その時のジョンジーの年齢は13歳で、体重は11kgもありました。夫婦は獣医さんとも相談し、体重の最終目標を6kgに設定しました。
夫婦はジョンジーをお風呂で綺麗にして、もつれた毛を全て刈りました。するとジョンジーは明らかに気分が良くなり、強張っていた表情が少し柔らかくなったのです。
また、初日はずっとドレッサーの下に隠れていたジョンジーでしたが、翌日になると夫婦にお腹のマッサージを要求するようになったそうです。
夫婦はジョンジーにダイエット食を食べさせました。そして、夫婦はジョンジーが興味を持つことを探し、彼女が楽しく運動できるようにしたのです。ジョンジーがダンボールを乗り越えることも、楽しい運動の一つでした。ジョンジーは苦労しながらも、一生懸命に箱を乗り越えていたそうです。
その後、時間が経つに連れてジョンジーの体重は減っていき、どんどん活発になっていきました。そして、ジョンジーは少しずつお茶目な性格になっていったのです。
ジョンジーは最初の1年間で3.6kgほど体重を減らし、全身にエネルギーが満ちていきました。そして2年間で体重を5kg減らし、ついに目標だった6kgを達成したのです!
この時のジョンジーは15歳でしたが、心の中は子猫に戻ったようでした。獣医さんもすっかり痩せたジョンジーの姿に、とても驚いたそうです。そして、いつもどこか不機嫌そうなジョンジーのことを、『不機嫌そうな奇跡の猫』と呼び始めました。
「ジョンジーがここまで来れたのは彼の努力と、SNSのコミュニティで応援してくれた皆さんのおかげです」とドーンさんは嬉しそうに話してくれました。
身体が軽くなったジョンジーは、いつも大好きなバスケットに軽々と飛び乗って、ちょっと偉そうな表情を見せてくれるそうです♪
「1ヶ月前に18歳の誕生日を迎えましたジョンジーは、とてもお茶目で、幸せで、健康です。私達はジョンジーのダイエットを通して、彼女と深い絆を築きました。彼女はもう、かけがえのない大切な家族です。」
「ジョンジーは今でも私を噛みますが、それは彼女の愛情表現だということを知っています。彼女はこれからもずっと『不機嫌そうな奇跡の猫』です。」
こうしてジョンジーは素敵な家族と出会い、新しい人生をスタートさせました。家族の力を借りてすっかり生まれ変わったジョンジーは、自分の思うままに毎日を楽しめるようになったのです。まだまだ元気いっぱいのジョンジーは、これから先もずっと幸せな人生を送っていくことでしょう(*´ω`*)
出典:JonesyAlienSlayer/lovemeow
This post was published on 2018/08/03