今から4年前のこと、ケイさん(@LeopardCay)は知り合いから、とても攻撃的な保護猫『ルディー』の話を聞きました。ケイさんはルディーのことが気になって、すぐに保健所に電話をかけたそうです。
1歳のルディーは今までに多くの困難を経験してきました。
「ルディーはとても攻撃的な性格だったため、何度も家から追い出され、交通事故にも遭ったそうです。そのため彼は精神に深い傷を負い、ついに保健所へと連れて来られました」とケイさんは言いました。
「保健所でルディーの世話をしていたスタッフは、”もう彼は家を見つけることはできないだろう”と言っていました。そんなスタッフに私は、絶対に家族と一緒に暮らすことができると言いました。」
ケイさんはルディーを引き取りたいと申し出ました。しかし、スタッフは”あまりにも攻撃的でペットにするのは不可能だ”と言ってきました。ルディーは今までに数人の養育ボランティアの家に預けられましたが、同居する猫達に何度も攻撃を加えたそうです。
そのため保健所は、ルディーを1週間後に安楽死させる予定を立てていました。
ケイさんは一度電話を切ると、父親にルディーの話をしました。そして、5分後に再び保健所に電話をかけ、「私達がルディーを連れて行きます」と伝えたのです。
その後、ケイさんの自宅に着いたルディーは、一通り家の中を探索すると、棚の上に飛び乗り、自分のものだと主張してきました。そして家族が近づくと、ものすごい剣幕で威嚇してきたのです。
しかし、家族から愛情を注がれたルディーは、3日目に小さな変化が現れ始めました。
「ルディーは2匹の先住猫と接するまでに3日かかりました。そして1週間後には私達が近づくことを許してくれるようになりました。さらに3ヶ月後には彼の方から近づいて来て、私達に寄り添うようになったのです! その日から彼は私達の家族になりました。」
「そして1年後、彼は同居する猫達を完全に噛まなくなりました。」
さらに時が過ぎ、ルディーが家に来てから4年が経ちました。すっかり人間好きになったルディーは、家族の足とソファーの間に身体をねじ込むことが大好きになったそうです♪
「今のルディーは虫の命を奪うこともできません。彼はいつもソファーでいびきをかいているか、好奇心旺盛な目で私達を見つめてきます。」
「あの日、保健所のスタッフに言われた”あまりにも攻撃的でペットにするのは不可能だ”という言葉は、今の彼には全く当てはまりません。彼は誰もが驚くほどの愛情いっぱいの猫です。」
こうしてルディーは素敵な家族に出会い、とても穏やかで愛情深い猫に生まれ変わりました。きっとルディーは安心できる家をずっと探していたのでしょう。本来の姿を取り戻したルディーは、今日もソファーでまったりしながら、幸せそうに喉を鳴らしているそうです♪
出典:LeopardCay
This post was published on 2018/06/11