今から4ヶ月前、野良猫だった『ゾロ』はフィラデルフィアにある保護施設『ペンシルベニアSPCA』に連れて来られました。
「ゾロはしばらくの間、地元の女性にご飯をもらっていたため、とても人間慣れしていました。どうやら彼は人間との生活を望んでいたようです」と施設のスタッフのジリアン・コッヘルさんは言いました。
「残念なことに世話をしていた女性は、ゾロに新しい家を見つけることができませんでした。そこで彼女はゾロを私達の施設に連れて来ました。」
こうして施設にやって来たゾロですが、尿に血液が混ざっていたため、すぐに治療をする必要がありました。施設の医療チームが詳しく調べると、ゾロが膀胱結石で苦しんでいることが分かったそうです。この病気のせいでゾロはずっと不快な思いをしていました。
その後、ゾロは石を取り除く手術を受けました。そしてゾロが回復している間、スタッフ達はゾロが特別な猫だということに気づいたのです。
「術後の回復中に、ゾロは獣医さんや看護師さんに抱きつき始めました。また誰かがケージの掃除に行くと、必ず彼が抱きついてきて、その姿勢のまま動かなくなります。そして嬉しそうに喉を鳴らし始め、スタッフの顔にキスをしてきます。」
ゾロは誰が来ても同じ行動を取りました。ゾロはいつも会いに来てくれた人に挨拶をして、幸せそうにハグを始めるのです。そんな愛らしいゾロの姿に、スタッフの全員が恋をしました。
また、とっても人間好きのゾロは、スタッフ達の手伝いをよくしてくれるそうです。施設で獣医をしているクリスティン・ナウさんも、ゾロがいつも自分の助手をしてくれていることに気がつきました。クリスティンさんがデスクで仕事をしていると、ゾロが何時間も寄り添って、仕事の疲れを取ってくれるそうです。
「ゾロはいつまでも私のことを抱きしめていました。彼の毛はとても柔らかくて滑らかで、小さな口ひげがチャームポイントです」とクリスティンさんは言いました。
その後、ゾロの身体が回復すると、いよいよ里親探しが始まりました。スタッフ達は早速、ゾロのケージに『彼はハグをするのが大好きです!』というメモを貼り付けたそうです。
きっとこれからゾロに会いに来る人達も、ゾロの最高のハグで幸せな気持ちに包まれることでしょう♪
こうして長い間野良として生きてきたゾロは、優しい人達のおかげで第2の人生をスタートさせました。ゾロは現在、優しい人達に囲まれて、毎日が幸せいっぱいなのです。
「ゾロは誰にでも優しく接します。彼のハグは全ての人を幸せにします」とジリアンさんは嬉しそうに話してくれました。
ゾロの愛情いっぱいのハグとキスは、全ての人達を虜にして、決して拒否することができないのです(*´ェ`*)
出典:PSPCA/lovemeow
This post was published on 2018/05/24