ある日、母親のいない3匹の子猫の兄弟が発見されました。子猫達は人間をひどく恐れていて、人間に全く近づこうとしませんでした。
発見された子猫達はそれぞれ『ジャスミン(三毛猫)』、『ビーグロー(茶トラ)』、『アールグレー(グレー)』と名づけられました。
子猫達はリアーナさんの家の敷地内で産まれました。リアーナさんは近くに住む野良猫のために、家の外に避難所を建てていたのです。しかし、ある日突然、子猫達の母親が姿を消してしまったそうです。
外の気温は0度を下回り、子猫達だけで生きていくのは大変でした。そこでリアーナさんは猫の保護と養育を行っている、知り合いのクリスさんに連絡をしたのです。
現場に向かったクリスさんは、人間を恐れる子猫達を捕獲器を使って無事に保護しました。それは、母猫がいなくなってから2日後のことでした。
クリスさんは子猫達を新しい環境に慣らすために、ガレージの中で2日間世話を続けました。そして、子猫達が落ち着いてきたことを確認すると、猫部屋へと連れて行ったのです。
子猫達は人間との接触がほとんどなかったため、クリスさんを恐れ、背中の毛を逆立てて「シャー！」と威嚇してきました。しかし、クリスさんは、今まで多くの猫達と接してきた経験から、必ず子猫達の心が変わることを知っていました。
じっくりと時間をかけて子猫達に接していると、子猫達は少しずつ人間が敵ではないことに気づき始めました。そして、しばらくするとクリスさんの腕の中で喉を鳴らすようになったのです。
最初は物陰に隠れていた子猫達でしたが、美味しい食べ物と温かい愛情で、ついに心を開いたのです。
すっかり人間好きになったジャスミンは、いつの間にか人間に注目されるのが大好きになりました。
アールグレーはクリスさんに抱っこされると、いつも喉を鳴らし始めます。
そして、ビーグローは兄弟の中で一番の甘えん坊さんになりました♪
その後、人間との生活に慣れた子猫達は、無事に新しい里親さんを見つけ、それぞれの家へと旅立って行ったそうです。
子猫達の様子はこちら。
こうして人間を恐れていた子猫達は、たくさんの愛情で心を溶かしました。暖かい家の中で元気に遊び回る姿に、心が温まりますね(*´ｪ`*)
出典：CatManChris／lovemeow
This post was published on 2018/05/12