犬の『ココ』と猫の『ミトン』は共に生後数ヶ月の時に家族の一員になりました。2匹はとても愛情深く、家族のみんなを愛していましたが、何故かお互いに友達になることはなかったそうです。
「ココは忠実な犬で、とても甘い性格で、いつも穏やかです。ミトンは可愛い猫で、自分がこの家のボスだと思っています。でも、とても甘えん坊な一面も持っていて、家族に擦り寄るのが大好きです」と飼い主のトムさんは言いました。
ココとミトンは2匹とも家族とハグをするのが大好きですが、2匹がお互いにハグをすることは一度もありませんでした。最初の頃の家族は、そのうち2匹がお互いのことを好きになるだろうと思っていましたが、10年が経過しても2匹の関係は全く変わらなかったそうです。そして家族はいつしか、2匹は絶対に友達にはならないだろうと思うようになっていました。
多くの場合、一緒に暮らす猫と犬は友達になることが多いのですが、ココとミトンにはそれが当てはまりませんでした。13年間、2匹はお互いのことを無視し続けたのです。
しかしある日のこと、驚くべきことが起こりました。トムさんが自分の部屋に入ると、衝撃的な光景に遭遇したのです! 何とこれまで一度も寄り添うことのなかった2匹が、お互いに抱きしめ合っていたのです!
今までずっと距離を置いていた2匹は、愛情を注ぎ合うことに決めたようです。
「ココが年齢を重ねて、次第に動きが遅くなり、急速に老化が進んできました。どうやらミトンはそのことを感じたようです。彼らは1日に1〜2回、3時間ほど寄り添い合っています。」
現在、ココとミトンはお互いに抱き合うのが大好きで、お互いに擦り寄りたい気持ちを抑えきれないようです。
また、2匹はいつも近くにいて、同じベッドで昼寝をするそうです。
ちなみにいつも一緒に行動するようになった2匹は、トムさんにオヤツをおねだりする時も一緒だそうです(*´ω`*)
こうしてずっと友達になろうとしなかったココとミトンは、13年後に驚くほどの深い絆で結ばれました。そして2匹は、今までバラバラに過ごしてきた時間を埋めるかのように、いつも一緒に過ごすようになったのです。これからも2匹は残りの人生を大切にしながら、幸せな毎日を送っていくことでしょう。
This post was published on 2018/05/02