人生に、もふもふを。

優しく接してくれた男性に、温かい愛情を感じた猫。ある日、幼い子猫達と一緒に現れ、幸せいっぱいの毎日が始まる

0

ある日、衛星受信機の販売代理店の後ろで、缶から頭が抜けなくなっていた痩せ細った猫が見つかりました。猫を見つけたお店のスタッフは、すぐに猫を缶から解放してあげたそうです。

助け出された猫は人間に驚いて、すぐに物陰へと消えていきました。

ハグ猫出典:Brian Sheppard (lovemeow)

その話をスタッフから聞いた経営者のブライアン・シェパードさんは、すぐにお店を出て猫を探し始めました。

「私は店を出て辺りを探し回りましたが、猫を見つけることができませんでした。しかし営業時間終了後に、店の後ろで彼女に出会うことができました」とブライアンさんは言いました。

ブライアンさんが猫に近づくにつれて、猫がどれだけ痩せ細っているかが分かりました。すぐに店の中に戻ったブライアンさんは、昼食に残したチキンを持ってきて、食べさせてあげたそうです。

ブライアンさんは猫が誰かに飼われているかもしれないと思い、その日はそれ以上のことはしませんでした。しかし2日後、再び猫がブライアンさんのところに姿を現したのです。

「私は地元のペット用品店に行き、食べ物とお皿、トイレとベッドを購入してきました。私が帰ってくると、彼女は店の玄関で出迎えてくれました。私は彼女にご飯を食べさせながら、身体の状態を確認しました。すると彼女の胸が張っていて、子猫に授乳していることが分かりました。」

幸せ猫出典:Brian Sheppard

ブライアンさんは猫が子育て中のため、家の中に長くは留まらないのだろうと思いました。

「私は彼女が食事を済ませた後、店の後ろに食べ物と水を置いて、ダンボールとタオルで簡易ベッドを作りました。私は彼女が再び会いに来てくれるか、子猫達を連れて戻ってきて欲しいと願いました。」

ブライアンさんはとても親しくなった猫に『ソフィー』と名づけました。

膝猫出典:Brian Sheppard

1週間後、ブライアンさんが店の近くの未舗装の道路を渡り終わると、そこにあった家の庭でソフィーの姿を見つけました。どうやらソフィーは、この家の庭で暮らしているようでした。

その後もソフィーは毎日店を訪れ、ブライアンさんと一緒に楽しい時間を過ごしました。「ソフィーはいつも私の店に来て、ご飯を食べました。彼女は私が買ってきたベッドが気に入ったようで、その中で幸せそうに眠っていました。」

「私がお客さんの対応をしている時も、ソフィーはベッドで寝ていました。また、ベッドを私のデスクの下に置くと、私が忙しくしている最中も、彼女はベッドの中で休んでいました。」

くつろぐ猫出典:Brian Sheppard

そんなある日のこと、ブライアンさんは未舗装の車道を渡って、ソフィーが住み着いている家に行き、ソフィーについて尋ねてみることにしました。その時ブライアンさんは初めて、ソフィーの2匹の子猫を目にしたそうです。

ブライアンさんが住人の男性にソフィーを引き取りたいことを伝えると、その男性は猫を世話することに興味がなかったため、全ての猫を連れて行って欲しいと言ってきました。しかし、男性の娘はそれを拒否しました。そのため男性の家族の準備が整うまで、ブライアンさんは待つことにしたのです。

外の猫出典:Brian Sheppard

「男性からは1週間ほど連絡がなく、ソフィーの姿を見ることもありませんでした。そのため私は男性の家族が、彼女を正式に家族として迎えたのだろうと思いました。」

そんなある日のこと、ブライアンさんが店を閉めていると、よく知っている猫が店の玄関マットの上に座っていました。さらにその近くには可愛い2匹の子猫の姿があったのです。

猫達出典:Brian Sheppard

ブライアンさんが急いで玄関の鍵を開けると、ソフィーが嬉しそうに走ってきました。そして、ソフィーはそのまま店の中に入ってきて、美味しそうにご飯を食べ始めたのです。

「私は子猫達を呼んでみました。最初は警戒していた子猫達でしたが、3分ほどすると少しずつ近づいてきました。私は子猫達を保護して、ソフィーが待つ店の中に連れて行きました。」

ご飯猫出典:Brian Sheppard

ブライアンさんはソフィーと子猫達を動物病院に連れて行きました。そして、子猫達の里親さんを探し始め、無事にお店のスタッフが引き取ることに決まったそうです。

しかし、ソフィーにはまだ生涯の家がありませんでした。

お皿猫出典:Brian Sheppard

「私の妻は重度のアレルギーを持っていたため、猫との生活を望んでいませんでした。でもソフィーのことを話すと『猫と一緒に暮らせるか試してみるわ』と言ってくれたのです。」

「しばらくの間、妻のアレルギーが心配でしたが、今はとても良い状態です。そのため私達は正式にソフィーを家族の一員として迎えることに決めました。」

オウムと猫出典:Brian Sheppard

それから数年が経ちましたが、ソフィーは今も健康で幸せで、家族にとても愛されています。ソフィーはブライアンさんのことが大好きで、ブライアンさんがどこに行っても必ず後をついてきて、いつも嬉しそうに寄り添っているそうです(*´ω`*)
出典:Brian Sheppard/lovemeow

この猫の記事を友達にシェアしよう