ある日、ジェームズさん(@Madux37)が家の近くで鳴いている幼い子猫を発見しました。ジェームズさんは母猫が帰ってくるだろうと思い、少し離れた場所で子猫の様子を見守ることにしました。
しばらく母猫の帰りを待っていたジェームズさんでしたが、母猫が戻って来る気配はありませんでした。そこでジェームズさんは自宅からタオルを敷いた容器を持ってきて、子猫を連れて帰ることにしました。
そして、準備を整えたジェームズさんが子猫に近づこうとした瞬間、近くの茂みから母親が姿を現しました。しかし、衰弱していた子猫にミルクをあげることも無く、その場から立ち去ってしまったのです。その様子を見たジャームズさんは、子猫を保護することに決めました。
子猫は震えていたため、容器の中にカイロを入れて温めてあげました。そして、お腹を空かせている子猫のために、子猫用ミルクを用意してあげたのです。ジェームズさんは以前、子犬を育てた経験はありましたが、子猫を育てるのは初めてのことでした。
子猫はしばらくの間、何も食べようとしませんでしたが、体温が正常に戻ってくると、哺乳瓶からミルクを飲み始めました。そして、お腹がいっぱいになった子猫は10時間もの間、眠り続けたそうです。
子猫が目を覚ますと、まるで別猫のようになっていました。子猫の全身にはエネルギーが溢れていて、家の中を元気に駆け回り始めたのです。
その後、子猫を獣医さんに診てもらうと、シッポに怪我があることが分かりました。ジェームズさんは「もしかするとこの怪我が原因で、母猫から見放されたのかもしれない」と獣医さんに言われたそうです。
ジェームズさんはノミ取り用のクシと塗り薬をもらって帰宅しました。再び家に戻ってきた子猫はとても疲れたようで、ジェームズさんの膝の上で眠ってしまったそうです。
ジェームズさんはそんな子猫の姿を見ながら、幸せな気持ちに包まれました。
実はジェームズさんは1ヶ月前に、10歳のゴールデンレトリバーとお別れしたばかりでした。それ以来、心にポッカリと穴が開いていたジェームズさんでしたが、子猫の愛らしい姿がその穴を急速に埋め始めたようです。
もしかすると子猫は、ジェームズさんのことを心配した愛犬が、天国から贈ってくれたプレゼントだったのかもしれませんね。
This post was published on 2018/03/05