オハイオ州のベリアという街にジャスティンという名前の男性が住んでいます。ジャスティンさんは現在、地元の保護施設で猫の養育ボランティアをしていて、6匹の飼い猫と一緒に暮らしているそうです。
そんな猫好きのジャスティンさんには、いつも気になっている野良猫がいました。ジャスティンさんは以前からその猫のご飯の世話をしていて、お互いに随分仲良くなっていたのです。
しばらくすると、ふたりが出会って初めての冬を迎えました。ジャスティンさんは猫が夜通し外を歩き回る姿を見て、暖かい家が必要だろうと考えました。
ジャスティンさんは発泡スチロールの箱とプラスチックケースを2重にし、中に新聞紙を敷き詰めたシェルターを作りました。
飼い猫にも手伝ってもらったおかげで、暖かくて居心地の良いシェルターが完成しました。そしてジャスティンさんは早速、家の玄関前にシェルターを設置したのです。
しばらくすると猫が姿を現し、シェルターの中へと入っていきました。そして、そのまま幸せそうに丸くなったのです。それはジャスティンさんにとって、最高に嬉しい瞬間でした！
ジャスティンさんは猫に『ワッフル』と名づけ、もっと暖かい場所を見つけてあげることにしました。ジャスティンさんはワッフルを保護すると、ボランティアをしている保護施設を通して、里親さんを探し始めたのです。
それからしばらくして、ジャスティンさんの家から約200km離れた街で里親さんが見つかりました。
ジャスティンさんは里親さんが見つかるまでの間、一時的にワッフルを自宅に迎えていました。暖かい場所に連れて来られたワッフルは、フカフカのベッドがとても気に入ったようで、いつもベッドの上で幸せな時間を過ごしていたそうです。
そして、いよいよワッフルが旅立つ日がやって来ました。
ケージに入ったワッフルを見て、ジャスティンさんは寂しい気持ちに襲われました。ジャスティンさんにとってワッフルは、恋人のような存在になっていたのです。
でもジャスティンさんは、寂しさと同時に喜びも感じていました。愛するワッフルが優しい里親さんの元で暮らせることが嬉しかったのです。
ジャスティンさんはワッフルとの温かい思い出を胸に、新しい家へとワッフルを送り届けたそうです。
こうして寒い中、ジャスティンさんに救われたワッフルは暖かい家に辿り着くことができました。きっとワッフルは新しい家に行っても、ジャスティンさんの優しさをいつまでも忘れることはないでしょう。
This post was published on 2018/01/26