保護施設で生まれ育った恥ずかしがり屋の猫。引き取られた先で1頭の馬に出会うと… 驚くほどの親友に! (9枚)

ジェニファー・ボイルさんはこれまでずっと、馬と猫の家族と共に暮らしてきました。しかし、ジェニファーさんは馬の『チャンピー』と猫の『モリス』が出会うまで、馬と猫が大親友になるとは思ってもいませんでした。

猫のモリスは生後9ヶ月の時にジェニファーさんの家にやって来ました。モリスは保護施設で生まれてから9ヶ月、ずっと施設の中で暮らしてきた猫でした。施設での生活しか知らなかったモリスは、新しい家や友達を必要だとは思っていなかったようです。

しかし、ジェニファーさんの家に来てから数日後、チャンピーとの出会いでモリスの運命は180度変わりました。

「モリスが家の正面のベランダに向かうと、チャンピーが興味深そうに向かって来ました。そして、『こんにちは』と挨拶をして、優しく毛づくろいを始めました」とジェニファーさんは言いました。

「モリスは今までに馬に会ったことがなかったため、最初は緊張して遠ざかっていました。しかし、チャンピーの方はどうしても友達になりたくて、モリスにも何度も近づいて行ったのです。」

最初の頃のモリスは、自分の何十倍もの大きさのチャンピーを怖がり、全く信用していませんでした。しかし、チャンピーはモリスと友達になることを決して諦めなかったのです。

そして、最終的にチャンピーはモリスの心を開きました。

「チャンピーは1週間ほど、モリスに毛づくろいでアプローチし続けました。するとモリスはチャンピーのことを安全だと感じたようで、チャンピーの背中に乗って毛づくろいを始めたのです。」

現在、モリスとチャンピーは大親友になりました。とても珍しい馬と猫のペアは、昼寝の時間も含めて、いつも一緒に行動するようになったのです。

ふたりは一緒に水を飲んで…

一緒に散歩をして…

一緒に景色を楽しみます。

チャンピーはモリスを背中に乗せるのが大好きで、モリスもチャンピーの背中に乗るのが大好きです。たとえ雨が降っても、ふたりが離れることはありません。

最初はチャンピーを怖がっていたモリスですが、馬の親友は身体の形や大きさが友情には関係ないことを教えてくれました。今ではすっかり切り離すことのできなくなったふたりは、毎日を一緒に楽しみながら、全身で幸せを感じているのです。

「彼らは最高の親友で、お互いのことを心から信頼しています。私の家には4頭の馬と2匹の猫がいますが、チャンピーとモリスの関係は本当に特別なものです」とジェニファーさんは嬉しそうに話してくれました。

This post was published on 2017/12/07