人生に、もふもふを。

激しい嵐の中で溺れて、動かなくなっていた迷子の子猫。優しい男性のとっさの行動が、衰弱しきった幼い命を蘇らせる!

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激しい嵐の後、チャド・ミッチェルさんは自宅から1.6kmほど離れた場所にある変電所に自転車で向かいました。

「夫は嵐の被害の状況が気になったため、変電所まで自転車で向かいました。そして、変電所の近くまで行くと、キーキーという不思議な音が一瞬だけ聞こえました。夫は最初、自分の自転車の音かと思ったそうですが、すぐに違うことが分かりました。そこで夫は自転車から降りて、辺りを確認し始めました」とチャドさんの妻のカレさんが言いました。

濡れた子猫出典:Carre Mitchell

チャドさんが辺りを調査をしていると、草むらの中で動けなくなっている小さな動物を見つけました。それは雨水で全身が濡れた幼い子猫でした。

「子猫は全く動かなかったため、夫は既に子猫が死んでいると思いました。でも子猫に顔を近づけると、微かに息をしていることが分かりました。」

抱っこされる子猫出典:Carre Mitchell

チャドさんはすぐに水溜りから子猫を救い上げ、これ以上衰弱しないようにと野球帽で包みました。そして、帽子をしっかりと抱きかかえながら、自宅へと急いだのです。

「私達の家は流れてきた瓦礫に覆われていたため、昼間でも家の中はとても暗くなっていました。私は懐中電灯を掴んで、夫のいる廊下へと向かいました。」

温まる子猫出典:Carre Mitchell

子猫は危険なほど冷たかったため、カレさんはすぐに子猫を乾かし、タオルで包んで温めました。その後しばらく子猫を見守っていた夫婦は、ある瞬間に子猫の命が尽きたように見えたそうです。

しかし、夫婦は決して子猫の命を諦めませんでした。そして、夫婦が子猫を温めてから2時間後、ついに子猫の小さな身体に微かな力が戻ってきたのです。

「子猫は次第に体温が戻ってきました。そして、ついにニャーニャーと鳴き始めました。」

包まれる子猫出典:Carre Mitchell

カレさんは猫用の缶詰と水を使って、食べやすいご飯を作りました。子猫はそれを物凄い勢いで食べて、お腹を膨らませたそうです。しかし、子猫は低体温で震えが止まらなかったため、夫婦は子猫を動物病院へと連れて行きました。

「獣医さんのところに着くと、すぐに低体温の処置をしてもらいました。子猫は年齢が約8週齢だったにもかかわらず、体重が450gほどしかありませんでした。」

こちょこちょ子猫出典:Carre Mitchell

子猫が激しい嵐の中で生き残ったのは、本当に奇跡的なことでした。

持たれる子猫出典:Carre Mitchell

その後、夫婦は元気を取り戻した子猫に『カントール』と名づけました。

夫婦はカントールのために栄養豊富な食べ物を用意しました。伸び盛りのカントールは、いつも夫婦が驚くほどの勢いでご飯を食べているそうです。

「カントールは1週間も経たないうちに体重が110gも増えました。彼は低体温を脱して以来、家の中を活発に動き回るようになりました。現在の彼は普通の子猫と同じようにオモチャで元気に遊んでいます。」

遊ぶ子猫出典:Carre Mitchell

夫婦の家で暮らし始めたカントールには、3歳年上の猫と犬の兄弟ができました。カントールはいつも優しい夫婦や兄弟達に寄り添いながら、幸せそうに過ごしているそうです。

座る子猫出典:Carre Mitchell

「カントールはひどい低体温と栄養不足でしたが、生きようとする強い意志を持っていました。私達はカントールの姿から、暖かさと美味しい食べ物が、幼い子猫にどれだけ大きな力を与えるかを強く感じました。」

幸せ子猫出典:Carre Mitchell

カントールはもう食べ物や避難場所を探し回る必要はありません。カントールは今、安全な家で優しい家族に囲まれながら、幸せな毎日を送っているのです(*´ω`*)
出典:Carre Mitchell/lovemeow

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