4日前のこと、過去最強クラスのハリケーン・イルマが接近している中、地元に住む男性(@danknissan)が保護施設を訪れました。そして、施設で2ヶ月間里親を待っていた子猫の『ライダー』に出会ったのです。
「私はハリケーンから避難する前に、何かできることはないかと考えていました」と男性は言いました。
出典:reddit.com
男性はその日、施設から引き取ったライダーに「今から安全な場所に連れて行ってあげるからね」と約束しました。そして翌日、男性は仕事が終わると自宅へと急ぎ、ライダーを連れて北の方へと向かったのです。
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「それは3時間半の旅でした。ライダーは最初の3時間は寝ていましたが、最後の30分は退屈そうに、私の膝の上で過ごしていました。」
男性とライダーは自宅のあるマイアミから400kmほど離れた、サラソータのホテルに泊まりました。子猫はここが安全な場所だと感じたようで、嬉しそうに男性に寄り添ったそうです。
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しかし翌日、ハリケーン・イルマが進路を変えて、サラソータの方へと向かって来ることが分かりました。男性はさらに安全な場所を求めて、再び北上を開始しました。
それはライダーにとっても非常に長い旅になりましたが、ライダーは全く不満を言わず、車の中で多くの時間を過ごしていたそうです。
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「ライダーを引き取ってから4日後、彼女はトイレを学び、たくさんのご飯を食べて、避難中の車の中で落ち着いています。彼女はとても活発で、オモチャ遊びが大好きです。彼女は既に1,100km以上も旅を続けています。」
ライダーは移動中の車の中で遊び疲れると、色々な場所で眠りにつきます。こちらは後部座席で眠りに落ちていくライダーの姿です。
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「私はライダーのことをとても愛しています。私達はちょうど今ホテルに着いたところですが、さっそく彼女は私のベッドに来て眠り始めました。」
「私はライダーのために色々なオモチャや猫グッズを買って、彼女を甘やかしたくて仕方ありません。私は今、マイアミの家に戻る日が待ち切れません。このままうまくいけばハリケーンは私達の南の方を通り過ぎ、彼女に危害を加えることはないでしょう。」
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こうしてライダーを引き取った男性は、幼い命を救うために行動を起こしました。きっとライダーも安全な場所で過ごすことができて、とても感謝していることでしょう。
現在は避難命令が出ているため、男性の家が被害を受けているかは分かりませんが、この先ライダーと一緒なら、どんな苦労も乗り越えていくことでしょう。
This post was published on 2017/09/11