ある日、マット・デイビスさんは保育園の玄関の下で、悲しそうに鳴いている小さな子猫を見つけました。マットさんが近づいて行くと、子猫は玄関の下から出てきて、マットさんの後をついて来たそうです。
出典:Jessica Davis
「私の夫は保育園に娘を連れて行った時に、子猫の『ダグ』を見つけました。その日は雨が降っていたため、ダグは玄関の下に避難していたようです」とジェシカ・デイビスさんは言いました。
独りぼっちだったダグはマットさんと出会えたのが嬉しかったようで、マットさんから片時も離れなくなりました。その姿を見たマットさんは、ダグを自宅に連れて帰ることにしたのです。
「ダグはあまりご飯を食べていなかったようで、とてもやせ細っていました。夫は可哀想な彼をその場に残しておくことができませんでした。」
出典:Jessica Davis
ダグは家でお風呂に入った後、美味しいご飯でお腹を満たしました。そして、元気を取り戻したダグは、さっそく家族に寄り添いながら眠りについたそうです。
「私達はダグの飼い主さんが近くに住んでいるかもしれないと思い、近所の人達に彼のことを聞いて回りました。しかし、誰も彼のことを家族だという人はいませんでした。」
どうやらダグは野良の子猫だったようです。その後、動物病院へと連れて行かれたダグは、年齢が生後2ヶ月だと分かりました。
出典:Jessica Davis
こうして家族の仲間入りを果たしたタグは、新しい家で産まれたばかりの赤ちゃんに出会いました。好奇心旺盛のダグは赤ちゃんのことがとても気になったようで、さっそく赤ちゃんのそばで様子を伺い始めました。そして、マットさんが赤ちゃんにミルクを飲ませている時に、子育ての手伝いをすることを決めたのです。
「息子のローワンがミルクを飲んでいる時、ダグはローワンの上に乗ってフミフミを始めました。そして、ローワンの耳を優しく撫で始めたのです。」
出典:Jessica Davis
その日以来、ふたりは切り離すことのできない最高の兄弟になりました。
「ダグはいつもローワンのことを見守っています。そして、ローワンが鳴き始めると、ダグも一緒に鳴き始めるのです。その姿はとっても魅力的です。」
「ダグは家に来てすぐに家族の一員になり、私達の上で丸くなりました。現在、ダグはいつも私達の後を追いかけ、頭の上で眠って、ゴロゴロと喉を鳴らし続けています。」
出典:Jessica Davis
こうして雨の日にマットさんに保護されたダグは、安全な家の中で暮らし始めました。そして現在、ダグはローワン君のボディーガードとして、助けてくれた家族にたくさんの恩返しをしているのです♪
This post was published on 2017/08/13