『あまりにもイタズラ好き』だったため、引き取り手が現れなかった保護猫。ついに運命の人に出会うと… (9枚)

猫の『ラスカル』は、ワシントン州メアリーズビルの通りを彷徨っていた迷子の猫でした。地元の人に保護されたラスカルは、連れて行かれた保健所の環境に恐怖を感じ、混乱しました。ラスカルはその日から、誰かが助け出してくれるのをずっと待っていたのです。

そんな中、保健所を訪れた保護施設『パーフェクト・パルス』のスタッフ達がラスカルを見つけました。スタッフ達はラスカルの悲しそうな目を見た瞬間、「この子を助けなければ」と強く思ったそうです。

こうして2015年にラスカルは保護施設に移り、すぐに養育主さんの家に行きました。その家はとても愛情に溢れ、安心できる空間でした。そのためラスカルはあっという間に態度が変化し、今まで隠されていた『いたずら心』が姿を現したのです。

「彼はとても活発で、いたずら好きで、いつもハプニングを起こします。彼は家の中のエンターテイナーです」と施設のスタッフは言いました。

里親さんのところに行く準備ができたラスカルは、新しい家を探すために保護施設に戻ってきました。しかし、スタッフ達はすぐにラスカルがこの場所を気に入っていないことに気づいたのです。

ラスカルはケージの中がとても嫌だったため、食べるのを止めました。スタッフ達はラスカルを心配し、再び養育主さんの元に戻すことにしたのです。

その後、何人もの人がラスカルに会いましたが、彼のいたずら好きの性格を知った人達は、彼を引き取ろうとしませんでした。そのため、ラスカルの里親さん探しは非常に難航しました。

そんな中、夫婦のジムさんとスリーズさんがラスカルに会いに来ました。そして、夫婦はラスカルに一目惚れしたのです。

「私達が夫婦に『誰もラスカルを欲しがらない』と伝えた時、夫婦は『ラスカルは私達のために残っていたのかもしれない』と言いました。そして夫婦は2015年の4月25日にラスカルを連れて帰宅したのです。」

現在、ラスカルは『ラスカル・ワイルド』という名前になっています。ラスカルはまるで子猫のようにエネルギッシュで、物陰に隠れて人間を驚かすのが大好きなのだそうです。

「ラスカルが保健所にいた時、引き取られる度に何度も保健所に戻されていたのかもしれません。ラスカルはとても幸運でした。彼は自分の全てを受け入れてくれる永遠の家族に出会うことができたのです。」

現在4歳のラスカルは、驚くほど活発で、いたずら好きで、野生的です。

「ラスカルはとてもハンサムな猫で、野生的な面を打ち消す程の甘い側面も持っています。ラスカルは毎晩幸せそうに喉を鳴らしながら、嬉しそうに飼い主さんの足を蹴っているそうです♪」

もしかするとラスカルは、最初から迎えられた家が生涯の家になることを知っていたのかもしれませんね。

ラスカルは時々、可愛いお腹を見せて「ねぇ、ナデナデして!」と夫婦を誘ってくるそうです。でもそれは彼の罠のようです♪ (動画)

「まるで運命だったかのように、ラスカルは今の家にぴったりとハマりました。彼がどんなにいたずらをしても、飼い主さんの愛情は全く変わらないのです。彼は今、永遠の家を持っています。それは彼を驚くほど幸せにしました!」

This post was published on 2017/07/28