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見捨てられた腎不全の老猫。新しい飼い主さんと ”ある事” を実行していく姿に胸を打たれる

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猫の『ティガー』は21歳になる老猫です。ティガーは数ヶ月前、動物病院の前に捨てられているところを発見されました。やせ細って弱々しい状態のティガーでしたが、一人の女性との出会いがティガーを変えていきます。

砂浜で眠る猫

新しい飼い主さんとなるアドリアンヌさんは、動物病院に勤務している女性で、6歳になる愛猫の『スチュアート』の友達になってくれる猫を探していました。そんな時、Facebookで里親を募集しているティガーのことを知り、引き取る事にしたのです。

飼い主さんと一緒の猫

ティガーを引き取った時には、体重が非常に軽く、毛につやがない状態でした。アドリアンヌさんは何とかしてティガーを元気にさせようと動物病院の同僚に相談したり、食事療法などを取り入れたりしました。そんなアドリアンヌさん献身的な看病のおかげで、ティガーの身体は徐々に回復していったのです。

元気になってきたティガーは、先住猫のステュアートとも少しずつ遊べるようになってきました。どうやらティガーはステュアートを追いかけまわすのが大好きなようです。

猫と遊ぶティガー
猫と遊ぶティガー

しかし、ティガーの体調が完全には良くならないことを心配したアドリアンヌさんが、獣医さんのところへ連れて行ったところ、ティガーの腎臓にゴルフボールサイズくらいの腫瘍があることが分かりました。ティガーは腎不全だったのです。腎不全の症状は薬で抑える事ができましたが、腫瘍を取り除く事はできませんでした。

ティガーの命が長くないと知ったアドリアンヌさんは、ある決意をします。

砂浜を歩く猫

それは「ティガーが最期を迎える日までにやること」というリストを作り、一つずつ実行していくというものでした。

まずは、その中からティガーを「海に連れて行くこと」を実行しました。

海を楽しむ猫
砂浜で眠る猫
旅先のベンチで座る猫

ティガーは海をとても気に入ったようで、砂浜で日向ぼっこをしたり、海水を触ったりして楽しそうに過ごしていました。

浜辺で出会った人たちは、ティガーのために立ち止まり、ティガーのこれまでの大変だった話を聞き、とても可愛がってくれました。そして、人懐っこいティガーは、出会った人たちとすぐに友達になったのです。

抱き抱えられるティガー
旅行中の男性といっしょに歩く猫

「ティガーが最期を迎える日までにやること」リストに書かれた「海に連れて行くこと」は、こうして終了しました。次は一体どんなことを実行し、どんな体験が待っているのでしょうか。外の世界が大好きで、人懐っこいティガーならどんなところへ行っても楽しい時間を過ごしていけそうですね。

愛猫を抱く女性

出典:facebook.com

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