人生に、もふもふを。

人間への威嚇を止めず、誰にも引き取られなかった保護猫。優しい女性に迎えられ、7ヵ月後に心を開くと幸せいっぱいに

0

ある日、野良猫の『アヤメ』が子猫達と一緒に保護されました。その後、全ての子猫がそれぞれの里親さんの元へと旅立って行きましたが、アヤメを引き取ってくれる人は現れず、ついに保健所へと連れて行かれてしまったのです。

そんなアヤメを救ってくれたのが地元の保護施設のスタッフ達でした。「私達はアヤメの安楽死の前日に彼女のことを知りました。私達はすぐに保健所から彼女を引き取って、養育ボランティアさんの家に連れて行きました。」

また、スタッフ達はアヤメを引き取る際に、保健所に入っていた別の子猫も一緒に助け出したそうです。

養育主さんの家に着いたアヤメでしたが、野良猫としての生活が長かったため、人間のことをとても怖がっていました。そのため養育主さんの家から保護施設に戻った後も、3年間もの長い間、里親さんが見つからなかったのです。

しかしある日のこと、1人の女性が施設を訪れ、その日のうちにアヤメを引き取っていきました。女性は最初から『人間を怖がっている猫』を引き取ることに決めていたそうです。

『アヤメ』という名前は、この女性がつけました。「私の家には猫の命名規則があります。この家で暮らす全ての猫は、季節の花から名前をとっています。」

アヤメが家に来た日。
人間を非常に怖がっていたアヤメはベッドの下から出るのを拒み、一日中ベッドの下で過ごしていました。

家に来てから5日後。
これまでずっとベッドの下でジッと様子をうかがっていたアヤメでしたが、新しい家がそんなに悪い場所ではないことに気づき始めました。するとこれまでベッドの下で食事をしていたアヤメは、ベッドの外で食事をするようになったのです。

「アヤメはゆっくりとですが確実に、私達のことを受け入れ始めました。」

家に来てから2ヵ月後。
アヤメは女性が身体に触れることを許しました。また人間に興味が湧いてきたアヤメは、家族が家事をしている様子を興味深そうに観察するようになりました。

「私達はまだアヤメを撫でることができません。彼女は今も私達のことを恐れています。でも最初の頃に比べると驚くほど前進しました!」

アヤメはもう女性から逃げたり、物陰に隠れたりしなくなっていました。また、この頃のアヤメは洗濯物に座ったり、人間のベッドでくつろぐようになっていました。

家に来てから3ヵ月後。
アヤメはまだ気を許していませんでしたが、女性は諦めていませんでした。

アヤメはこの3ヶ月間の間に、小さな一歩をたくさん踏み出してきました。その一歩一歩に女性や家族は大きな喜びを感じ、アヤメが自分の殻を破る日が近いことを知っていました。

そんな中、アヤメが家族の耳あてを抱きしめ始めました。

そして別の日には、家族が脱いだ服に抱きついてきたのです。それはまるでアヤメが服を通して、家族に愛情を示しているかのようでした。

そして、家に来てから7ヵ月後。
ついにアヤメが女性に寄り添ってきたのです!

アヤメはこの日、優しい家族に心を開きました。

アヤメはもう人間を威嚇することはありません。家族の愛情を受け入れ、自らの力で殻を破ったアヤメには、幸せいっぱいの未来が待っているのです(*´ェ`*)
出典:ayameshadowcatlovemeow

この猫の記事を友達にシェアしよう