人生に、もふもふを。

凍えるような寒さの中、身を寄せ合っていた8匹の子猫達。暖かい家で元気を取り戻すと、幸せそうな姿を見せてくれた

0

ある寒い日のこと、カナダのサスカトゥーンの街で、ガレージ近くの路地から助けを求める子猫の声が聞こえてきました。声に気づいた男性がすぐに路地に向かうと、そこには8匹の子猫達が箱の中で鳴いていました。男性はすぐに子猫達を家の中へと連れて行って、地元の保護団体『ストリート・キャット・レスキュー』に助けを求めました。

「その日はとても吹雪いていて、夜の気温は-20度にもなりました。子猫達はみんな低体温でぐったりとしていて、すぐに身体を温める必要がありました。低体温の時にご飯をあげるのは危険なため、私達は2〜3時間かけて子猫達の身体を温めました」と保護団体のスタッフが言いました。

子猫達は2匹の母猫から生まれたようで、半分は約5週齢で、残りの半分は約2週齢でした。スタッフ達は年齢で子猫達を2つのグループに分けて、2人の養育ボランティアさんの元に子猫達を連れて行きました。

保護された時の子猫達は栄養失調に陥っていましたが、暖かいベッドと美味しいご飯、そして養育主さんのたくさんの愛情で、とっても満足そうな姿を見せてくれるようになりました。

ほとんどの子猫はすぐに体調が回復して元気を取り戻しましたが、2匹だけ衰弱がひどく、つきっきりの看病が必要でした。養育主さんは常に2匹の体調を確認して水分を与え、身体を温め続けました。そのおかげで2匹は数日後には元気を取り戻し、物凄い勢いでご飯を食べるようになったそうです。

年齢が高かった子猫達は、写真の左から『イングリッド・バーグマン』、『アイザック・ニュートン』、『インディアナ・ジョーンズ』、『イニゴ・モントーヤ』と名付けられました。

年齢が低かった子猫達は、写真の左から『インディア』、『アイルランド』、『イスラ』、『イリ』と名付けられました。

「インディアはとても自由奔放な性格で、アイルランドはみんなのお姉さんです。またイスラとイルはトラブルメーカーで、いつも家の中でイタズラをしています。」

「年齢の高い子猫達はみんな最初から気分が良かったのですが、栄養失調とお腹の虫で、保護された時はとても痩せ細っていました。また彼らは固形食の食べ方を知りませんでした。そのため養育主さんは缶詰と子猫用のミルクを混ぜ合わせて、シリンジで子猫達に食べさせる必要がありました。」

しかし、それから3日ほどが経つと、子猫達は自分達で食べる方法を学んで、お皿からご飯を食べられるようになりました。

「子猫達はみんな生まれてすぐに辛い経験をしたにもかかわらず、とても親しみやすくて、愛情深い性格です。彼らはいつもベッドから抜け出して、養育主さんのところに走って行きます。そして、養育主さんの足の上に乗って、ゴロゴロと喉を鳴らし続けます。」

「イングリッドは抱っこされるのが大好きで、アイザックは一番小さな身体をしていますが、一番大きな声を持っています。イニゴはとっても静かな性格で、兄弟と遊ぶよりも養育主さんの膝の上に乗るのが好きです。」

「子猫達はそれぞれに愛らしい個性を持っていて、いつも可愛い姿を見せてくれています。私達は全ての子が健康に育ち、素晴らしい家を見つけることを願っています。そのために私達は精一杯のことをしていこうと思います。」

こうして路地から救い出された子猫達は、優しい人達の愛情で元気を取り戻すことができました。子猫達は暖かい家の中にとても満足していて、毎日を幸せいっぱいに過ごしているのです。

その後、養育主さんの元で十分に成長した子猫達は、保護施設に戻って里親募集が始まりました。幸いなことにすぐに全ての子猫に家族が見つかり、無事に生涯の家へと旅立っていったそうです(*´ω`*)
出典:scatstreetcatrescuelovemeow

この猫の記事を友達にシェアしよう