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運び込まれた動物病院で、そのまま看護師になった猫。とても重要な仕事を続け、11年間で多くの命を救う

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今から10年以上前のこと、猫の『スパーキー』がフィラデルフィアの動物病院『ザ・キャット・ドクター』に運ばれてきて、外科施設での治療が始まりました。それからしばらくしてスパーキーの治療は無事に終わりましたが、いくら待っても飼い主さんが病院に戻ってくることはありませんでした。

それから2年間、スパーキーは病院で暮らしましたが、結局飼い主さんは姿を現しませんでした。そこでスタッフの1人がスパーキーを家族に迎えることに決めたのです。

しかし、新しい環境になかなか馴染めなかったスパーキーは、家の中でずっと暴れ続けていたため、再び病院へと戻ってきました。スパーキーは病院での生活がとても気に入っていたようで、病院に戻るとすぐに落ち着きを取り戻したそうです。

その姿を見たスタッフ達は、スパーキーを病院の猫にすることに決めました。

「スパーキーは病院での暮らしにとても幸せを感じています。彼は病院内に静かな個人スペースを持っていて、私達が忙しい時はいつもそこでくつろいでいます」とスタッフのシェリーさんが言いました。

「スパーキーは病院でとても重要な仕事をしています。彼は怪我をした猫達のために、何度も輸血に協力してくれました。」

スパーキーはこれまでに生死を彷徨う6匹の猫の命を救い、多くの猫達に安心感を与えてきました。そんなスパーキーのことをスタッフ達は「彼は私達のヒーローです!」と言います。

ちなみに普段のスパーキーはダンボール箱の砦が大好きで、病院で暮らしているもう1匹の猫の『ロイス』に取られないように、いつも頑張っているそうです♪

「スパーキーは人間のことが大好きで、かまって欲しくなると注意を引こうとしてきます。彼は私達の足を前足で叩いて、大きな目でジッと見つめてきます。」

そんな甘えん坊なスパーキーは時々、まだご飯が残っているにもかかわらず、お皿が空だと主張してくることもあるそうです(*´ェ`*)

「私達がスパーキーの要求にすぐに応えないと、彼はキーボードの上に座ってきて、何か言いたそうな顔でジッと見つめてきます。」

「スパーキーは遊ぶことが好きですが、それ以上にハグをするのが大好きです。彼は私達に抱っこされると、いつも幸せそうに喉を鳴らし始めます。」

そんな甘えん坊のスパーキーは、毎年スタッフ達と一緒に誕生パーティーを行っています。スパーキーはとっても幸せそうに、みんなと一緒の時間を楽しんでいるそうです♪

すっかり病院の人気者になったスパーキーは、いつも病院に来る動物達やその飼い主さん達に挨拶をして、みんなの心を癒しているそうです♪

こうして一度は置き去りにされてしまったスパーキーでしたが、優しい人達のおかげで再び自分の居場所を見つけることができました。その後、長く病院で過ごして随分と年齢を重ねたスパーキーは、病院の猫を卒業して、静かな家の中でまったりとした余生を送り始めたそうです(*´ω`*)
出典:TheCatDoctorPhillylovemeow

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