人生に、もふもふを。

6年間、スーパーでお客さんを迎え続け、天国へと旅立った猫。銅像に姿を変えて、みんなに笑顔を届け続ける

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猫の『ブルータス』はイギリスのソルトニーにある「モリソンズ・スーパーマーケット」へ6年間通い続け、お客さんを迎え続けてきました。ブルータスはいつも太陽が昇ると窓辺で日向ぼっこをして、太陽が沈むとリサイクルビンの上でくつろいでいたそうです。

ブルータスはとても人間好きで、お客さんが近づいてくると、いつも幸せそうにすり寄ってきました。そんなブルータスの可愛い姿に、たくさんの人達がファンになっていったのです。

「ブルータスはお店に通う人達の心をとりこにしただけでなく、世界中の人達の心もとりこにしていきました。私達はファンの方からの多くのメッセージにとても驚きました」とブルータスの飼い主のクレア・オーエンズさんは言いました。

とても魅力的なブルータスは、あらゆる年齢層の人達を喜ばせ、毎日お店の中でみんなの心を癒しました。ブルータスはお店が自分のものだと思っているようで、店内を少し威張り気味に歩き回っていたそうです。そして、カメラ撮影にも快く応じてくれました。

ブルータスがお店に通うようになって2年後、ブルータスは難病の多発性嚢胞腎と診断されました。しかし、ブルータスにとってお店が第2の家だったため、その後もお店へと通い続けたのです。

人間好きのブルータスは、お客さんと接している時が一番幸せそうでした。

そして、病気と診断されてから4年後、ブルータスはその生涯を閉じました。

ブルータスが亡くなったことを知ったお客さんと世界中のファンは、いつまでもブルータスがみんなの記憶に残り続けて欲しいと願いました。そして、ブルータスの記念碑に使って欲しいと、地元の動物保護団体に7万円の寄付が集まったのです。また、お店もブルータスの魂がいつまでも生き続けることを願って14万円の寄付をしました。

猫の銅像出典:Brutusthesaltneycat

それから8ヵ月後。地元の彫刻家ジェーン・ロビンズさんが制作した像が、お店で正式に公開されました。

「ブルータスはこの店の家族のひとりです」とお店のマネージャーのクリスティーン・ジョイさんは言いました。

「多くの人達がブルータスを愛していました。彼の像が公開された日にはたくさんの人達が集まり、彼が戻ってきたことを祝福してくれました。」

猫の銅像出典:Brutusthesaltneycat

銅像になったブルータスは、これからも永遠にお店の中で生き続けていきます。

ブルータスは以前と変わらず、お客さんに挨拶をして、お客さんの行動を静かに見守り続けるのです。

「生前のブルータスは多くの人達の心を明るく照らしました。そして現在、彼と接してきた人達は、彼の像を見ながら、彼にもらった大切なものを思い出しているようです」とクレアさんは言いました。

「出来上がったブルータスの像は、彼の記念碑としてピッタリだと思います。お店を訪れたお客さんは、これからも彼と挨拶を交わし続けることでしょう。」

猫の銅像出典:Brutusthesaltneycat

多くの人達に愛されたブルータスは、これからも地元のヒーローです。ブルータスからもらった愛情は、みんなの心に残り続けることでしょう。そして、ブルータスは大好きだったお店の中で、永遠に生き続けることでしょう。
出典:Sharon EdwardsLaura CozensMary SaifeldenBrutusthesaltneycatlovemeow

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