人生に、もふもふを。

「もう治らない」と言われた保護子猫。決して諦めなかった人達のおかげで、麻痺した後ろ足が蘇る!

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ある日、養育ボランティアをしているハンナ・ショーさんが、2匹の子猫を引き取るために保護施設へと向かいました。そして施設に着いたハンナさんは、2匹の子猫とは別に、後ろ足を動かすことができない子猫の『クロエ』に出会ったのです。

「クロエは怪我によって後ろ足が麻痺していました。彼女はとても弱々しく、そのまま放っておくことができませんでした」とハンナさんが言いました。

ハンナさんはその日、3匹の子猫を自宅に連れて帰りました。

ハンナさんは後ろ足の動かないクロエが、この先どのような人生を送ることになるのか分かりませんでした。しかし、ハンナさんはあることを心に決めていたのです。

「もうこれ以上、クロエに辛い思いはさせない。彼女はこれからたくさんの人達の愛情で素敵な猫へと成長します。そして私が必ず彼女の足を蘇らせます。」

新しい家で暮らし始めたクロエはすぐに、ハンナさんのことを受け入れて信頼するようになりました。そして優しいハンナさんにたくさん話し掛けるようになったのです。

ハンナさんがクロエを動物病院に連れて行くと、背骨が折れていることが分かりました。「クロエは後ろ足を全く使うことができず、いつも足を引きずっていました。でも、つま先をつねると少し反応があったため、足の感覚は完全に失われていないことが分かりました。」

ハンナさんは何とかクロエの足の機能を取り戻すために、回復のためのサポートを始めました。「クロエはいつも幸せそうに過ごしていて、足に痛みを感じていないようでした。でも彼女は足やシッポや膀胱など、身体の後ろ半分を使うことができず、彼女を診てもらった獣医さんには『彼女が回復する可能性はないだろう』と言われました。」

しかし、そんな診断を受けた後もハンナさんはクロエの回復を決して諦めませんでした。

足を動かすことができないクロエですが、いつも機嫌が良くてハンナさんに愛らしい姿をたくさん見せてくれました。クロエは自分が障がいを持っているとは全く思っていないようでした。

「私がクロエの様子を見ていると、彼女は初めてオモチャで遊び始めました。私はその姿が嬉しくて、思わず泣いてしまいました。」

「私はある日、1人の女性からSNSを通して連絡を受けました。彼女はクロエの下半身に箱を置くと、動きやすくなることを教えてくれました。早速クロエに試してみると、クロエは今まで以上に動き始めました。私はその姿に涙が止まらなくなってしまいました。クロエは本当に信じられない子です。」

ハンナさんは多くの獣医さんに相談して、様々な治療法を試しました。「クロエは現在、低温レーザー治療、赤色光レーザー治療、電気治療、プラゾシン(膀胱の弛緩を助けるため)などを受けています。」

様々な治療を受けているクロエですが、いつもハンナさんに可愛い姿を見せてくれているそうです。「クロエはアルパカのぬいぐるみを抱きしめて、夫のひげを毛づくろいし、オモチャで遊ぶのが大好きです。彼女は毎日治療を続けていますが、いつも楽しそうで、とても幸せそうにしています。」

ハンナさんは神経科医の獣医さんから、床にヨガマットのようなものを敷いて、歩く練習をさせると良いと言われました。自宅に帰ったハンナさんは早速、言われた通りに床にマットを敷き詰めました。

こちらはマットの上を元気に走り回るクロエの姿です。

ハンナさんはこの週に鍼治療とアッシジ・ループ(電磁パルス治療)を始めました。これはクロエの怪我にとって非常に有効な治療法でした。その治療によってクロエの足が少しずつ動き始め、その場にいた全ての人に大きな希望を与えたのです。

「クロエの最初の鍼治療は、私達の予想をはるかに超えていました。」

「彼女は足で蹴り始め、シッポを動かし、立ち上がり始めました。彼女の素晴らしい反応に、私は喜びが込み上げてきました。」

さらにアッシジ・ループが膀胱に良い影響を及ぼしました。「クロエは絶対に不可能と言われていた、膀胱の機能が回復し始めました。彼女は刺激されると、おしっこが出るようになったのです。それは信じられないほどの衝撃でした!」

こちらは幼かったクロエが遊んでいる時の様子です。足が麻痺しているにもかかわらす、クロエは元気に動き回っていました。

そして、諦めなかったハンナさんのおかげで、クロエの足はついに動き始めたのです!

その後、新しい里親さんの元で生活を始めたクロエ。現在も4本の足で立つことはできませんが、優しい里親さんや同居猫と一緒に幸せな毎日を送っているそうです(*´ェ`*)
出典:kittenxladylovemeow

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